2025/10/03 16:30
シラス4万匹で描く「知らなかった命」 22歳大学院生が絵に込めた思い 原爆の投下目標だった小倉で感じた“戦争と平和” 福岡
暮らし
2025/10/03 18:00
武器も人も描かず、「シラス」で平和への思いを表現した1枚の絵が、福岡県北九州市に展示されています。
作者は22歳の大学院生。
原爆の投下目標にもなった自分が住む街で、彼女が感じた“戦争と命”とは。
北九州市小倉北区にある「平和のまちミュージアム」。
戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるさまざまな資料が展示されています。
その中に、一見、何も描かれていないように見える絵があります。
縦約2.3メートル、横約1.6メートルのキャンバスに近づいてみると、描かれていたのは無数のシラスです。
絵のタイトルは「よんまんひきのしらす」。
市内に住む大学院生、池田菜々香さん(22)の作品で、タイトル通り4万匹のシラスが描かれています。
制作のきっかけは去年1月の出来事だったといいます。
◆池田菜々香さん
「平和のまちミュージアムに訪れた時に、自分の街にすごい大きな兵器工場があったということを初めて知りました。それが原子爆弾の投下目標となっていたこともここで初めて知って。自分が幼い頃から暮らしていた街が、まさかそんなに戦争と近いところにあったという風に知らなくて」
4万匹のシラスで表現したのは、このミュージアムが建っている場所にかつてあった「小倉陸軍造兵廠」で働いていた4万人の命です。
小倉陸軍造兵廠は、女性や学生も働いていた西日本最大級の兵器工場で、小倉の街は長崎に投下された原爆の第一投下目標とされていました。
もし小倉に投下されていれば、失われていたであろう4万人の命。
池田さんは、「自身の体験」と結びつけました。
◆池田菜々香さん
「家族旅行で鎌倉に行った時に初めて生シラスを食べて、生シラスが本当に魚らしさというか、命を強く感じて、気付けてない命があるということを知って、私がこれまで知らなかった造兵廠とシラスの命が近いものなんじゃないかと」
九州産業大学の大学院で芸術を学ぶ池田さん。
大学の卒業制作として約4ヵ月間、朝から晩まで大学にこもり、1匹1匹を丁寧に描き続けました。
制作当時から池田さんを指導する先生はー。
◆九州産業大学 講師 国本泰英さん
「大変であればあるほど(4万という)数字の大きさを身をもって感じられる。池田さんはそういうことを想定してあの作品を描いていたので、それを存分に味わったんじゃないかな」
学芸員の目に留まり、始まったミュージアムでの展示。
9月27日、この作品についてのギャラリートークが開かれ、池田さんは自分の言葉で、訪れた人に絵に込めた思いを伝えました。
◆訪れた人
「父親が陶器の爆弾を作っていた。絶対に数字では表せない立場がある。それを大事にしたい」
◆訪れた人
「白のイメージから戦争を伝えるという切り口がものすごくおもしろい」
◆池田菜々香さん
「今後、戦争体験者がいなくなって、我々の世代が語り継いでいかなければいけない時に、体験してないことは話せないし、話したとしても何か別のものに変わってしまうんじゃないかという風に考えています。だからこそ、記録として残っていたものをいかに分かりやすく別の方向から伝えるかということが1つの手になってくるじゃないかと」
池田さんの絵は「平和のまちミュージアム」に10月13日まで展示されています。
作者は22歳の大学院生。
原爆の投下目標にもなった自分が住む街で、彼女が感じた“戦争と命”とは。
北九州市小倉北区にある「平和のまちミュージアム」。
戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるさまざまな資料が展示されています。
その中に、一見、何も描かれていないように見える絵があります。
縦約2.3メートル、横約1.6メートルのキャンバスに近づいてみると、描かれていたのは無数のシラスです。
絵のタイトルは「よんまんひきのしらす」。
市内に住む大学院生、池田菜々香さん(22)の作品で、タイトル通り4万匹のシラスが描かれています。
制作のきっかけは去年1月の出来事だったといいます。
◆池田菜々香さん
「平和のまちミュージアムに訪れた時に、自分の街にすごい大きな兵器工場があったということを初めて知りました。それが原子爆弾の投下目標となっていたこともここで初めて知って。自分が幼い頃から暮らしていた街が、まさかそんなに戦争と近いところにあったという風に知らなくて」
4万匹のシラスで表現したのは、このミュージアムが建っている場所にかつてあった「小倉陸軍造兵廠」で働いていた4万人の命です。
小倉陸軍造兵廠は、女性や学生も働いていた西日本最大級の兵器工場で、小倉の街は長崎に投下された原爆の第一投下目標とされていました。
もし小倉に投下されていれば、失われていたであろう4万人の命。
池田さんは、「自身の体験」と結びつけました。
◆池田菜々香さん
「家族旅行で鎌倉に行った時に初めて生シラスを食べて、生シラスが本当に魚らしさというか、命を強く感じて、気付けてない命があるということを知って、私がこれまで知らなかった造兵廠とシラスの命が近いものなんじゃないかと」
九州産業大学の大学院で芸術を学ぶ池田さん。
大学の卒業制作として約4ヵ月間、朝から晩まで大学にこもり、1匹1匹を丁寧に描き続けました。
制作当時から池田さんを指導する先生はー。
◆九州産業大学 講師 国本泰英さん
「大変であればあるほど(4万という)数字の大きさを身をもって感じられる。池田さんはそういうことを想定してあの作品を描いていたので、それを存分に味わったんじゃないかな」
学芸員の目に留まり、始まったミュージアムでの展示。
9月27日、この作品についてのギャラリートークが開かれ、池田さんは自分の言葉で、訪れた人に絵に込めた思いを伝えました。
◆訪れた人
「父親が陶器の爆弾を作っていた。絶対に数字では表せない立場がある。それを大事にしたい」
◆訪れた人
「白のイメージから戦争を伝えるという切り口がものすごくおもしろい」
◆池田菜々香さん
「今後、戦争体験者がいなくなって、我々の世代が語り継いでいかなければいけない時に、体験してないことは話せないし、話したとしても何か別のものに変わってしまうんじゃないかという風に考えています。だからこそ、記録として残っていたものをいかに分かりやすく別の方向から伝えるかということが1つの手になってくるじゃないかと」
池田さんの絵は「平和のまちミュージアム」に10月13日まで展示されています。
武器も人も描かず、「シラス」で平和への思いを表現した1枚の絵が、福岡県北九州市に展示されています。
作者は22歳の大学院生。
原爆の投下目標にもなった自分が住む街で、彼女が感じた“戦争と命”とは。
作者は22歳の大学院生。
原爆の投下目標にもなった自分が住む街で、彼女が感じた“戦争と命”とは。
北九州市小倉北区にある「平和のまちミュージアム」。
戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるさまざまな資料が展示されています。
戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるさまざまな資料が展示されています。
その中に、一見、何も描かれていないように見える絵があります。
縦約2.3メートル、横約1.6メートルのキャンバスに近づいてみると、描かれていたのは無数のシラスです。
絵のタイトルは「よんまんひきのしらす」。
市内に住む大学院生、池田菜々香さん(22)の作品で、タイトル通り4万匹のシラスが描かれています。
制作のきっかけは去年1月の出来事だったといいます。
縦約2.3メートル、横約1.6メートルのキャンバスに近づいてみると、描かれていたのは無数のシラスです。
絵のタイトルは「よんまんひきのしらす」。
市内に住む大学院生、池田菜々香さん(22)の作品で、タイトル通り4万匹のシラスが描かれています。
制作のきっかけは去年1月の出来事だったといいます。
◆池田菜々香さん
「平和のまちミュージアムに訪れた時に、自分の街にすごい大きな兵器工場があったということを初めて知りました。それが原子爆弾の投下目標となっていたこともここで初めて知って。自分が幼い頃から暮らしていた街が、まさかそんなに戦争と近いところにあったという風に知らなくて」
「平和のまちミュージアムに訪れた時に、自分の街にすごい大きな兵器工場があったということを初めて知りました。それが原子爆弾の投下目標となっていたこともここで初めて知って。自分が幼い頃から暮らしていた街が、まさかそんなに戦争と近いところにあったという風に知らなくて」
4万匹のシラスで表現したのは、このミュージアムが建っている場所にかつてあった「小倉陸軍造兵廠」で働いていた4万人の命です。
小倉陸軍造兵廠は、女性や学生も働いていた西日本最大級の兵器工場で、小倉の街は長崎に投下された原爆の第一投下目標とされていました。
もし小倉に投下されていれば、失われていたであろう4万人の命。
池田さんは、「自身の体験」と結びつけました。
小倉陸軍造兵廠は、女性や学生も働いていた西日本最大級の兵器工場で、小倉の街は長崎に投下された原爆の第一投下目標とされていました。
もし小倉に投下されていれば、失われていたであろう4万人の命。
池田さんは、「自身の体験」と結びつけました。
◆池田菜々香さん
「家族旅行で鎌倉に行った時に初めて生シラスを食べて、生シラスが本当に魚らしさというか、命を強く感じて、気付けてない命があるということを知って、私がこれまで知らなかった造兵廠とシラスの命が近いものなんじゃないかと」
九州産業大学の大学院で芸術を学ぶ池田さん。
大学の卒業制作として約4ヵ月間、朝から晩まで大学にこもり、1匹1匹を丁寧に描き続けました。
「家族旅行で鎌倉に行った時に初めて生シラスを食べて、生シラスが本当に魚らしさというか、命を強く感じて、気付けてない命があるということを知って、私がこれまで知らなかった造兵廠とシラスの命が近いものなんじゃないかと」
九州産業大学の大学院で芸術を学ぶ池田さん。
大学の卒業制作として約4ヵ月間、朝から晩まで大学にこもり、1匹1匹を丁寧に描き続けました。
制作当時から池田さんを指導する先生はー。
◆九州産業大学 講師 国本泰英さん
「大変であればあるほど(4万という)数字の大きさを身をもって感じられる。池田さんはそういうことを想定してあの作品を描いていたので、それを存分に味わったんじゃないかな」
学芸員の目に留まり、始まったミュージアムでの展示。
9月27日、この作品についてのギャラリートークが開かれ、池田さんは自分の言葉で、訪れた人に絵に込めた思いを伝えました。
◆九州産業大学 講師 国本泰英さん
「大変であればあるほど(4万という)数字の大きさを身をもって感じられる。池田さんはそういうことを想定してあの作品を描いていたので、それを存分に味わったんじゃないかな」
学芸員の目に留まり、始まったミュージアムでの展示。
9月27日、この作品についてのギャラリートークが開かれ、池田さんは自分の言葉で、訪れた人に絵に込めた思いを伝えました。
◆訪れた人
「父親が陶器の爆弾を作っていた。絶対に数字では表せない立場がある。それを大事にしたい」
◆訪れた人
「白のイメージから戦争を伝えるという切り口がものすごくおもしろい」
「父親が陶器の爆弾を作っていた。絶対に数字では表せない立場がある。それを大事にしたい」
◆訪れた人
「白のイメージから戦争を伝えるという切り口がものすごくおもしろい」
◆池田菜々香さん
「今後、戦争体験者がいなくなって、我々の世代が語り継いでいかなければいけない時に、体験してないことは話せないし、話したとしても何か別のものに変わってしまうんじゃないかという風に考えています。だからこそ、記録として残っていたものをいかに分かりやすく別の方向から伝えるかということが1つの手になってくるじゃないかと」
池田さんの絵は「平和のまちミュージアム」に10月13日まで展示されています。
「今後、戦争体験者がいなくなって、我々の世代が語り継いでいかなければいけない時に、体験してないことは話せないし、話したとしても何か別のものに変わってしまうんじゃないかという風に考えています。だからこそ、記録として残っていたものをいかに分かりやすく別の方向から伝えるかということが1つの手になってくるじゃないかと」
池田さんの絵は「平和のまちミュージアム」に10月13日まで展示されています。
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