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【福岡刺傷事件】「後ろからぶつかられ…背中に熱い感触」女性はエスカレーター上で刺されたか 詳しい状況が明らかに 「死んでも死ななくてもいい」と供述

事件・事故

2026/01/05 14:25

福岡市で2025年12月、アイドルグループ「HKT48」のスタッフなど男女2人が刺され、30歳の男が逮捕された事件で5日、女性に対する殺人未遂の疑いで男が再逮捕されました。

警察への取材で女性が刺された状況が明らかになってきました。

再逮捕されたのは福岡県糸島市の無職、山口直也容疑者(30)です。

警察によりますと山口容疑者は2025年12月14日、みずほPayPayドームに隣接する商業施設で、岡山県倉敷市の女性(27)の背中を包丁で刺して殺害しようとした疑いが持たれています。

この事件では「HKT48」の男性スタッフと女性が相次いで刺され、山口容疑者はすでに男性スタッフに対する殺人未遂の疑いで逮捕、送検されています。

調べに対し山口容疑者は「女性の背中を1回、持っていた包丁で刺したことは間違いありません」「女性が死んでも死ななくても良いと思って刺しました」などと容疑を認めているということです。
警察による被害女性への聞き取りで、事件当時の状況が明らかになってきました。

女性は当日、みずほPayPayドームで開かれた男性アイドルのライブに訪れ、現場となった商業施設の1階で友人と待ち合わせをしていました。

暖かい場所に移ろうと上りのエスカレーターに乗って2階に差し掛かろうとしたときに、女性は後ろからぶつかられるような衝撃を受け、振り返ると山口容疑者がいたといいます。

とっさに女性は「(容疑者から)離れなければいけない」と考え、上がってきたエスカレーターをそのまま逆に駆け下り、1階の床で転倒し立ち上がって出口に向かおうとしました。

その際、床に血がついていることに気づき、背中に熱い感触があったため刺されたとわかったといいます。

エスカレーターで刺されたときの山口容疑者は無言で、その後どこに向かったのかはわからないと話しているということです。

女性は救急車で病院に運ばれ、手当てを受けました。

診断の結果、女性は1カ月の重傷だったことがわかり、警察は傷の状態や刺した部位などから殺人未遂の疑いで山口容疑者を再逮捕しました。
これまでに警察は容疑者周辺から5本の包丁を押収しています。

当時容疑者が持っていたとみられるバッグから2本、車から1本、自宅から2本で、このうちバッグの1本には目で見てわかる血痕が付着していたということです。

山口容疑者は「HKT」のライブに頻繁に足を運ぶなど、ファンの間では知られた存在だったといいます。

捜査関係者によりますと、事件を起こした動機について容疑者はこれまでに「HKTのメンバーを道連れにして自分も死のうと思った」「メンバーを複数人殺そうと思った」「警備が手薄な現場を狙った」などといった趣旨の供述をしているということです。

警察は女性を刺した動機や経緯についてもさらに詳しく調べることにしています。

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