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特定危険指定暴力団工藤会の代表者 総裁の野村悟被告から会長の田上不美夫被告に 県警「影響力なくなったと判断」県公安委員会が公示 福岡

政治・行政

1時間前

福岡県北九州市の特定危険指定暴力団工藤会の代表者が、総裁の野村悟被告から会長の田上不美夫被告に変更されました。
福岡県公安委員会が16日、暴力団対策法の規定に基づき官報で公示しました。

福岡県警は、工藤会側が3月にほかの暴力団組織などに対し野村被告の引退を伝えていたことを把握し、「偽装引退」の疑いもあるとみて実態を慎重に調べていましたが、「野村被告の影響力がなくなった」として引退を断定していました。
野村被告と田上被告は2014年9月に県警の「頂上作戦」で逮捕され、いずれも約12年にわたり身柄拘束が続いています。

野村被告は市民を狙った4つの襲撃事件に関与したとして殺人などの罪で起訴され、現在、最高裁に上告中です。

また、事件の遺族に計1億円以上の賠償を支払う判決が確定しています。

一方で、逮捕・拘留後も野村被告のもとには配下組員たちが連日差し入れや親族の送迎を続けてきたとみられ、警察は工藤会が金銭的な負担を背景に野村被告の引退を決めたとみています。

引退は工藤会側が事前に決め、その後、野村被告本人を説得したとみられています。

野村被告が工藤会の実権を握ったのは今から25年ほど前。

北九州地区の暴力団を1つにまとめ工藤会トップの座にあった溝下秀男・三代目会長が退き、野村被告が四代目の会長に就任しました。

2011年に野村被告は田上被告に会長の座を譲りましたが、その後も「総裁」として工藤会に君臨し続けていました。

県警は「代表者の交代は1つの通過点に過ぎないと考えている。工藤会が壊滅に至るまでいかなる状況下においても、いささかも手を緩める事なく総力を上げた諸対策を徹底していく」としています。

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