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好投してもベンチでうつむいたソフトバンク千賀 エースの心中を甲斐が代弁「2人で乗り越えられるように」

ホークス

2021/09/28 22:00

◇ソフトバンク5‐2西武(28日・ペイペイドーム)

 ソフトバンクの千賀が今季3度目の中5日で7回途中2失点とエースの役割を果たし7勝目を挙げた。

 チームが9連敗中の天敵右腕、高橋との投げ合い。初回、2回と走者を出さない完璧な立ち上がりを見せると打線も呼応し、2回にデスパイネ、甲斐がそれぞれ2ランを放ち4得点。甲斐は前回7日に続き高橋から対戦2試合連続のアーチで、打球がベンチ前でキャッチボールしていた千賀がきょとんとして驚いたような顔を見せる場面もあった。

 5回にもデスパイネが適時打を放つなど援護をもらった千賀はピンチをつくりながらも6回まで無失点。7回は四球、安打、暴投などで無死二、三塁とピンチを背負った後に2死までこぎつけたが、岸に中前への敵時打を浴び2失点。117球に達していたためここで降板となった。

 ベンチへ戻った千賀に笑顔はなくしばらくうつむいたまま。納得していない様子だったが、後続のリリーフ陣がリードを守り切り白星を挙げた。試合後、お立ち台に上がった甲斐は「よく投げたけど、もうひとつ、2人で乗り越えられるようにやっていきたい」と悔しさをにじませるような言葉を口にした。

 千賀は後半戦7度の登板で6勝。中5日が3度、中7日が2度と登板間隔が変則的でも安定した結果を残している。故障で長期離脱した前半戦は1勝しかできなかったが、後半戦の猛烈な巻き返しで6年連続2桁勝利も視野に入ってきた。

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