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ソフトバンク周東の甘くないプラン 大福、どら焼きで体脂肪率5%から2桁へ

ホークス

2021/12/24 18:00

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 ソフトバンクの周東佑京内野手(25)がレギュラー奪取へ向けた体脂肪率の倍増プランを明かした。もともと5%程度だが、今季は疲労を感じることも多かったため増やすことを決意。「食べていても動いていれば変なところにはつかない」と入念に計画した上で、12~13%でシーズンに入ることを目指す。

 10月に右肩の手術を受けた周東は現在、福岡・筑後のファーム施設でリハビリ中。12月上旬に5メートルの距離でキャッチボールを再開し、約2週間かけて25メートルまで伸ばした。「まだ痛みもゼロではない。怖さがある。痛みがあるのはしょうがないとは思うけど、怖さは早めに取り除きたい」と素直な心境を吐露した。

 右肩以外は体調に問題はなく、患部に負担をかけないトレーニングを継続している。技術面もさることながら、今季の反省を生かし本格的に取り組んでいるのが増量だ。身長180センチで体重はシーズン中に66キロ。 「おなかがすいた状況をつくらない。おなかがすきそうだなっていう時に食べる」と大福、どら焼き、おにぎりなどで糖質を積極的に摂取し、現在は73キロまで増えたという。

 「 もともと体脂肪が低く、なかなか疲れがとれなかったり体がスカスカでフワフワしている感じがあったので、ある程度増やさないといけないなと感じた。体重維持は継続して1年間やっていく。(来年2月の)キャンプまでに76キロまでもっていきたい。シーズン中は動く量が増えて減るので、減って今くらいになってちょうどよくなると思う」

 体重が増えて懸念されるのは走塁への影響だが、現時点では感じていない。むしろ課題の打撃を磨う上で体の使い方などに好影響が出ることも期待している。計画的な体脂肪率の上昇も長いシーズンを戦う上でスタミナ切れを起こさないためだ。

 昨年終盤の大活躍で注目を浴びた盗塁王も、今季は開幕を1番打者として迎えながら大失速。レギュラー再挑戦へ決意は固い。「食べるのはそんなに好きではないし、やっぱりきつい。だけど食べるのも仕事だと思ってやるしかない。来シーズンはユニホームがパツパツになるように」。ダイエットとは無縁の元盗塁王が文字通りの肉体改造で再浮上を狙う。

 (取材=米田祐樹)

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