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“予約が入らない” 忘年会シーズンも「しない」派が多数 “おひとり様”に活路の店も 【福岡発】

暮らし

2022/12/07 18:10

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師走の忘年会シーズンを迎えていますが、コロナが収束していない中で、今年はみなさんどう対応しているのでしょうか?

飲食店ではウィズコロナの模索が続いています。

7日午前の太宰府天満宮。

新しい年を迎えるための師走の恒例行事「すす払い」が行われました。

長さ4メートルの笹竹を使って、この1年で本殿にたまったほこりを丁寧に払い落としていました。

◆太宰府天満宮 三井比以呂さん
「天神様と参拝者の皆様がすがすがしい気持ちで正月お参りできるようにさせていただきました」

師走のこの時期は、例年であれば1年の苦労を飲んで食べて忘れる「忘年会シーズン」のまっただ中です。

しかし、新型コロナ第8波への警戒が高まっている今年の年末。

6日夜に訪れたのは、福岡市の西新商店街です。

今年の忘年会はどうするのか?

街の人の声を聞いてみました。

◆「しない」派
「しません。職場でやらないようにと言われたので。もうしょうがないかな」

◆「しない」派
「コロナが増えてきてるので」

Q.少人数で集まるのもしない?
◆「しない」派
「やめておこうかなと思って。若い人だったら良いかもしれないですけどね」

◆「しない」派
「(忘年会)するということで計画してたんですけど、ついこの間、会社としてやめておこうと。残念ですけど、今の状況を考えて感染は気をつけないといけないので」

◆記者リポート
「街の人20人に聞いた結果、忘年会を『する』が3人、『しない』が17人という結果になりました」

忘年会を「する」と回答した人も、大人数で集まる予定はないといいます。

◆「する」派
「2人とか3人とかって感じですかね。大人数はないです。職場的にもお達しが来ているので」

7日の福岡県内の新規感染者数は5621人。

90日ぶりに5000人を超え、年末年始を前に第8波の感染拡大への懸念が広がっています。

こうした中で、師走の忘年会シーズンを迎えた飲食店はー

玄界灘でとれた新鮮な魚介類を提供する福岡市早良区の「ひなたぼっこ」。

今の時期は、旬のブリの刺身が人気です。

店内に入ってみると、6日夜は1組の大学生グループが「飲み会」を開いていました。

Q.きょうは何の会ですか?
◆来店客の大学生
「大学のクラスの早めの忘年会。年末だとコロナがやばそうなので、ちょっと早めに」

大学生活3年目にして、今年初めて「クラスの忘年会」を開いたということです。

◆来店客の大学生
「まともに忘年会やったのは今年が初。あまりにも交流がないって話をみんなで言っていて。さっき名前確認してましたもん、名前なんだっけって言って」

店はにぎわっているようにみえますが、6日夜の予約は、実はこの1組だけ。

コロナ第8波への警戒感が高まり、予約が入らなくなったといいます。

◆「ひなたぼっこ」渡邉美紀さん
「いつもだったら今週が1番ピークで、毎日平日でも満席になっていないとおかしいんですけども。先週コロナの人数が増えたら、そこから予約がぱたっと入らなくなってしまって」

全部で70席ある、こちらのお店。

1年を通して最大の稼ぎ時であるはずの「忘年会シーズン」の客入りが見込めないため、「独自の取り組み」を始めています。

準備しているのは、宴席用の料理ではなく、単身赴任者や帰りの遅いサラリーマンをターゲットにした1人用の「夜定食」です。

旬の刺身などが味わえる和食だけではなく、ボリュームたっぷりの洋食も提供しています。

◆「ひなたぼっこ」渡邉美紀さん
「支援があると家賃分だけでも補償されていたのでなんとかやってこられたが、今は何もないので。少しでもお客さんに来てもらおうとやってるような感じですかね」

今年もコロナ禍で迎えた忘年会シーズン。

ウィズコロナの模索が続いています。

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