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卒業式”マスク外して”笑顔で別れ コロナ禍の学生生活経て 「表情の大切さを学んだ」 【福岡】 

暮らし

2023/03/09 17:47

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9日は、多くの学校で卒業式が行われました。

新型コロナによって、「休校」や「リモート」の授業も多く、大きく振り回された学校生活でしたが、最後は笑顔で仲間と学び舎に別れを告げました。
福岡市中央区の警固中学校では、3年生149人が新たな門出の日を迎えました。

文部科学省が「卒業式は、マスクを外すことを基本」と通知したことを受け、多くの生徒がマスクを外して晴れやかな表情で式に臨みました。

また、マスクを着用した上で「合唱」も可能となり、卒業生たちの歌声が3年ぶりに響き渡りました。

◆卒業生 横溝紺君
「リハーサルの時はマスクつけてたんですけど、やっぱり違うなと思いました。答辞を読んで振り返ったときも、すごいみんな顔つきがかっこいいと思いました」

市の教育委員会によりますと、福岡市立の中学校からはこの春、1万3000人あまりが巣立つということです。
福岡市南区の福岡女学院大学。

4年ぶりに復活したのが、卒業生のガウンです。

1964年の第1期生から代々受け継がれてきたガウンに、卒業生が袖を通す伝統がありますが、新型コロナの影響でこの3年間は着用が見送りに。

このガウンに袖を通し、卒業生を代表して壇上に立った藤田明香里さんは、コロナ禍で大学に通えなかった日々を振り返り、リモートの授業を通して学んだことを語りました。

◆卒業生代表 藤田明香里さん
「今思えば、遠隔の授業を経験したからこそ、相手に理解してもらうための工夫や、人と関わる時の表情やしぐさの大切さを学ぶことができたと思います」

◆卒業生
「学校にたまに来て、ゼミの友達に会うことがすごくうれしかったです」

◆卒業生
「初めて(ガウンを)着て、入学の時から卒業式でこのガウンを着るのを楽しみにしていたので、やっと着ることができてうれしいです」

卒業生は友との別れを惜しみながらも、社会への第一歩を踏み出すにあたり、強い決意を固めていました。

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