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7年連続の浸水被害…泥だらけの小松菜「すべて破棄」 大雨から一夜の福岡・久留米市 4日夜から再び警戒

2023/07/04 16:30

九州を襲った大雨の被害。

大雨が小康状態の4日、各地で復旧作業が行われていますが、4日夜から大雨の恐れがあり警戒が必要です。
浸水被害から一夜が明けた4日。

福岡県久留米市ではー

◆記者リポート
「陣屋川の水位が上がり、道路を越えてビニールハウスの真ん中あたりまで浸水しました」

◆小松菜生産者 林田貴光さん
「深さは、汚れているこの辺りまで水が流れ込んだ。人は入れない状態ですぐ撤収した」
3日の状況についてこう振り返るのは、久留米市の農業用ハウスで小松菜を生産する林田さんです。

3日に撮影された写真では、農業用ハウスの半分以上が浸水している様子が確認できます。

大量の水が入ったハウスの中は、一夜が明けてどうなっているのかー

中を見せてもらうとー
◆小松菜生産者 林田貴光さん
「泥水が入ってくると、葉っぱに泥がついて出荷できない状態になる。この状態でお客さんに出すことはできないので、もうこれはすべて破棄になります」
林田さんが浸水被害にあうのは今回で7年連続。

小松菜はちょうど収穫の時期を迎えていましたが、泥がかかってしまい、全て破棄する予定です。

保有する農業用ハウス15棟は全て水につかり、今回の大雨による被害総額は約300万円にのぼるといいます。
◆小松菜生産者 林田貴光さん
「せっかく作ったものが収穫できない。お客様に届けられないのは残念。負けずにみんなで再建にむけて頑張っていきたい」

活発な梅雨前線の影響で、4日夜から福岡県内では再び雨が強まり、5日は局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が予想されています。

これまでの大雨で地盤が緩んでいる地域は土砂災害などに警戒が必要です。

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