市内最大級の物流施設が完成…大手通販メーカーなど複数テナント入居　配送効率を高める工夫も　福岡・北九州市

福岡県北九州市に市内最大級となるマルチテナント型の物流施設が完成し30日、竣工式が行われました。



30日にお披露目されたマルチテナント型の物流施設。

北九州市に本社を置く戸畑物流が建設したこの施設は、地上２階建てで延床面積は4万5000平方メートル、最大10テナントが入居可能で、市内最大級の規模となります。

施設の最大の特徴は「配送の効率性の高さ」。



2階へのスロープを設けることで直接トラックが施設に出入りして、荷物の積みおろしをすることができます。

また、トラック運転手の人手不足が深刻化する「2024年問題」を受けて、中継拠点としての活用が期待されています。



すでに大手通販メーカーなどが入居を決めていて、10月1日から順次入居を始めるということです。

北九州市は九州の玄関口として陸海空の物流インフラが充実していることから、市は「物流拠点都市として今後も施設を増やしていきたい」としています。