自転車で“酒気帯び運転”　28歳の男を逮捕　事故処理で停車中の軽乗用車に突っ込む　中央署管内で厳罰化後初の逮捕　福岡市

福岡市で3日夜、自転車で飲酒運転をした現行犯で、28歳の男が逮捕されました。

中央警察署によりますと3日午後9時55分ごろ、福岡市中央区天神の明治通りで、停車中の軽乗用車に自転車が突っ込む事故がありました。

この軽乗用車は当時、別の乗用車との間で衝突事故を起こしていて、警察官とともに事故の状況を確認している最中だったということです。

衝突音に気付いた警察官が駆け付けたところ、自転車に乗った男が倒れているのを発見。

男から酒の臭いがしたため呼気検査を行ったところ、基準値を超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転の現行犯で逮捕しました。

逮捕されたのは住所不定・無職の高橋賢司容疑者（28）です。

調べに対し高橋容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていて、警察が詳しい経緯を調べています。

11月1日に施行された改正道路交通法では、自転車の「酒気帯び運転」を新たに罰則の対象としていて、中央警察署管内では初めての逮捕者だということです。