沖縄県警の警察官や検察官を名乗る男から約３２００万円だまし取られる　飯塚市に住む７０代女性が被害に　警察が詐欺事件として捜査　福岡

飯塚市に住む７０代の女性が、沖縄県警の警察官や検察官を名乗る男から、約３２００万円をだまし取られる詐欺事件がありました。

飯塚警察署によりますと、今年６月、飯塚市に住む７０代の女性の自宅の固定電話に「あなたの電話が使用できなくなる」「警察官に電話をしてください」と男から電話がありました。

指定された電話番号に電話をかけたところ、沖縄県警を名乗る男から「逮捕している詐欺グループのメンバーが、共犯者としてあなたの名前をあげている」「事件に関与していないなら、検察官に連絡してください」と言われ、指示に従い検察官を名乗る男にＳＮＳで連絡したところ、「事件に関与していないのであれば、あなたの資産を守らなければならないので、銀行口座を開設し、そこに全財産を振り込んでください」と言われ、指示された通りにインターネットで銀行口座を開設し、約３２００万円を振り込んだということです。

後日、銀行口座を確認したところ、残高がなくなっていたことから、詐欺に気づいたということです。

警察は、電話でお金の話が出たら、すぐに家族や周囲の人に相談するよう呼びかけています。