7時間前
「正確に風を読む」九州唯一の“空港にある気象台”に潜入 滑走路が1本増える“日本一過密”の福岡空港 飛行機の安全運航支える人々
暮らし
4時間前
福岡空港で整備が進められていた2本目の滑走路が20日から供用開始となります。
飛行機の安全運航を支える「知られざる福岡空港の裏側」を取材しました。
日本でも有数の過密空港として知られている福岡空港。
現在、単一滑走路としては国内で最も多い1時間当たり38回の離着陸が行われていますが、第2滑走路の供用が始まる20日以降は40回に増える予定です。
3月2日に行われた増設滑走路の供用式では、中野洋昌国交相がアジアに近い福岡空港にかける期待の大きさを語りました。
◆中野洋昌 国交相
「福岡空港が東アジアをはじめとする海外の皆さまをお迎えするゲートウェイとして、さらに重要な役割を果たし観光やマイスの促進、地域経済への波及などの効果の発揮を期待している」
そんな中、飛行機の安全運航を守るために欠かせないのがバードストライク対策です。
現れる鳥の種類によって発生させる音を変えているということで、飛行機のエンジンに鳥を吸い込まないよう、空港の近くから鳥を排除します。
◆福岡国際空港 出井沙緒里さん
「バードストライクが発生すると、滑走路を閉鎖しないといけないような事案にもなってきますので、定時性・安全性を確保するためにもバードストライクの対策が重要です」
国交省によると2023年の国内でのバードストライクの件数は1500件ほどで、空港別でみると福岡空港は全国で4番目に多い48件となっています。
バードストライクを1件でも減らそうと、福岡空港でもあの手この手で空港の近くから鳥を排除しています。
その1つが、5分に1回の頻度でガスを爆発させて音を出す爆音機です。
◆福岡国際空港 出井沙緒里さん
「爆音機は定期的に大きな音を出すような装置で、滑走路の近くに鳥が集まらないような対策として設置している」
20日からの2本目の滑走路の供用開始後もさらに目を光らせることにしています。
◆福岡国際空港 出井沙緒里さん
「安心して空港を利用していただくためにバードストライク対策も含めて、安全・安心で安定的な空港運営を続けていきたいと思います」
一方、第2滑走路の増設にあわせて、国際線ターミナルビルのすぐ隣には新たに高さ91メートルの管制塔と庁舎が作られました。
その新庁舎の中をのぞいてみると…。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「SAARP RJFF0100、190の10ノット。前回が170の10ノット。風OK」
聞き慣れない言葉の数々に、大小さまざまなモニター約100台がずらり。
新庁舎の7階にある福岡航空地方気象台。
飛行機が安全に運航するために気象を観測し予報する機関です。
航空地方気象台は国内の5つの主要な空港に設置されていて、九州では福岡だけ。
そのため九州・山口にある18の空港すべてをこの福岡航空地方気象台が担当しています。
3月に国内線側の旧庁舎から国際線側に移転し、大きく「観測ブース」と「予報ブース」に分かれています。
観測業務を担当するのは入庁1年目の渡部太聞技官です。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「定時観測の時間になりました」
定時観測とは30分に1回、屋上で行う「気象観測」のことです。
5分後、部屋に戻ってくると…。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「現天なし。メッセージなし。パイレップなし。風向風速OK。卓越20キロ137 13の1500CU 4000SCブロクンハイクラウドです。ありがとうございます。間違いなし。METAR METAR METAR送信します」
渡部技官が観測したのは、空港周辺の雲の高さと量です。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「人の目で見ているのは、『視程』見通せる距離。そして『雲の高さと量』」
「南東側にある大城山、太宰府辺りにあるんですけど、この山が1400ftなんですね高さが。なので、この山の少し上に雲があると判断して1400ftの少し上なので1500ft」
山や建物を目印に、雲の高さを判断するといいます。
滑走路の中に雲を観測する機械は設置されていますが、観測できるのは機械の真上の情報だけ。
そのため、飛行機の着陸に必要な空港周辺の雲の情報は、「人の目」でしか測ることができないのです。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「きょうみたいに晴れていると良いが、天気が悪い、雨が激しく降っていたりすると、観測の難しさが出てくる」
渡部技官が観測した結果をもとに気象を予報する「予報ブース」ではある重要なポイントを意識しているといいます。
◆福岡航空地方気象台 池田正次予報官
「10ノット(風速5メートル)を超えてくると使用滑走路を変更してくるので、その辺がどうなるかがひとつポイント」
航空気象において最も重要となるのが風のデータ。
というのも、飛行機は安全上、向かい風で離発着することになっているからです。
福岡空港では多くの場合、海方向から着陸しますが、風向きが変われば市街地を低空で旋回して住宅地側から着陸しなければなりません。
そのため、予報官には正確な風の予報が求められます。
20日から福岡空港の滑走路は2本になります。
◆福岡航空地方気象台 池田正次予報官
「もともと福岡空港は便数が多く過密な空港なので、使用滑走路の変更とか気象がだいぶ影響するので、それにしっかり対応していきたい」
福岡航空地方気象台は、24時間体制で福岡空港の安全を守り続けます。
■第2滑走路は主に国際線が使用
いよいよ第2滑走路の運用が20日にスタートしますが、福岡空港は“日本一の過密空港”と言われています。
現在、離着陸できるのは最大で1時間当たり38回、つまり約90秒に1回のペースですが、20日から第2滑走路の運用がスタートすると1時間あたり40回の離着陸ができるようになり、年間では約1万2000回増えます。
主に国際線の離陸用として使われることになっています。
飛行機の安全運航を支える「知られざる福岡空港の裏側」を取材しました。
日本でも有数の過密空港として知られている福岡空港。
現在、単一滑走路としては国内で最も多い1時間当たり38回の離着陸が行われていますが、第2滑走路の供用が始まる20日以降は40回に増える予定です。
3月2日に行われた増設滑走路の供用式では、中野洋昌国交相がアジアに近い福岡空港にかける期待の大きさを語りました。
◆中野洋昌 国交相
「福岡空港が東アジアをはじめとする海外の皆さまをお迎えするゲートウェイとして、さらに重要な役割を果たし観光やマイスの促進、地域経済への波及などの効果の発揮を期待している」
そんな中、飛行機の安全運航を守るために欠かせないのがバードストライク対策です。
現れる鳥の種類によって発生させる音を変えているということで、飛行機のエンジンに鳥を吸い込まないよう、空港の近くから鳥を排除します。
◆福岡国際空港 出井沙緒里さん
「バードストライクが発生すると、滑走路を閉鎖しないといけないような事案にもなってきますので、定時性・安全性を確保するためにもバードストライクの対策が重要です」
国交省によると2023年の国内でのバードストライクの件数は1500件ほどで、空港別でみると福岡空港は全国で4番目に多い48件となっています。
バードストライクを1件でも減らそうと、福岡空港でもあの手この手で空港の近くから鳥を排除しています。
その1つが、5分に1回の頻度でガスを爆発させて音を出す爆音機です。
◆福岡国際空港 出井沙緒里さん
「爆音機は定期的に大きな音を出すような装置で、滑走路の近くに鳥が集まらないような対策として設置している」
20日からの2本目の滑走路の供用開始後もさらに目を光らせることにしています。
◆福岡国際空港 出井沙緒里さん
「安心して空港を利用していただくためにバードストライク対策も含めて、安全・安心で安定的な空港運営を続けていきたいと思います」
一方、第2滑走路の増設にあわせて、国際線ターミナルビルのすぐ隣には新たに高さ91メートルの管制塔と庁舎が作られました。
その新庁舎の中をのぞいてみると…。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「SAARP RJFF0100、190の10ノット。前回が170の10ノット。風OK」
聞き慣れない言葉の数々に、大小さまざまなモニター約100台がずらり。
新庁舎の7階にある福岡航空地方気象台。
飛行機が安全に運航するために気象を観測し予報する機関です。
航空地方気象台は国内の5つの主要な空港に設置されていて、九州では福岡だけ。
そのため九州・山口にある18の空港すべてをこの福岡航空地方気象台が担当しています。
3月に国内線側の旧庁舎から国際線側に移転し、大きく「観測ブース」と「予報ブース」に分かれています。
観測業務を担当するのは入庁1年目の渡部太聞技官です。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「定時観測の時間になりました」
定時観測とは30分に1回、屋上で行う「気象観測」のことです。
5分後、部屋に戻ってくると…。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「現天なし。メッセージなし。パイレップなし。風向風速OK。卓越20キロ137 13の1500CU 4000SCブロクンハイクラウドです。ありがとうございます。間違いなし。METAR METAR METAR送信します」
渡部技官が観測したのは、空港周辺の雲の高さと量です。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「人の目で見ているのは、『視程』見通せる距離。そして『雲の高さと量』」
「南東側にある大城山、太宰府辺りにあるんですけど、この山が1400ftなんですね高さが。なので、この山の少し上に雲があると判断して1400ftの少し上なので1500ft」
山や建物を目印に、雲の高さを判断するといいます。
滑走路の中に雲を観測する機械は設置されていますが、観測できるのは機械の真上の情報だけ。
そのため、飛行機の着陸に必要な空港周辺の雲の情報は、「人の目」でしか測ることができないのです。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「きょうみたいに晴れていると良いが、天気が悪い、雨が激しく降っていたりすると、観測の難しさが出てくる」
渡部技官が観測した結果をもとに気象を予報する「予報ブース」ではある重要なポイントを意識しているといいます。
◆福岡航空地方気象台 池田正次予報官
「10ノット(風速5メートル)を超えてくると使用滑走路を変更してくるので、その辺がどうなるかがひとつポイント」
航空気象において最も重要となるのが風のデータ。
というのも、飛行機は安全上、向かい風で離発着することになっているからです。
福岡空港では多くの場合、海方向から着陸しますが、風向きが変われば市街地を低空で旋回して住宅地側から着陸しなければなりません。
そのため、予報官には正確な風の予報が求められます。
20日から福岡空港の滑走路は2本になります。
◆福岡航空地方気象台 池田正次予報官
「もともと福岡空港は便数が多く過密な空港なので、使用滑走路の変更とか気象がだいぶ影響するので、それにしっかり対応していきたい」
福岡航空地方気象台は、24時間体制で福岡空港の安全を守り続けます。
■第2滑走路は主に国際線が使用
いよいよ第2滑走路の運用が20日にスタートしますが、福岡空港は“日本一の過密空港”と言われています。
現在、離着陸できるのは最大で1時間当たり38回、つまり約90秒に1回のペースですが、20日から第2滑走路の運用がスタートすると1時間あたり40回の離着陸ができるようになり、年間では約1万2000回増えます。
主に国際線の離陸用として使われることになっています。
福岡空港で整備が進められていた2本目の滑走路が20日から供用開始となります。
飛行機の安全運航を支える「知られざる福岡空港の裏側」を取材しました。
飛行機の安全運航を支える「知られざる福岡空港の裏側」を取材しました。
日本でも有数の過密空港として知られている福岡空港。
現在、単一滑走路としては国内で最も多い1時間当たり38回の離着陸が行われていますが、第2滑走路の供用が始まる20日以降は40回に増える予定です。
現在、単一滑走路としては国内で最も多い1時間当たり38回の離着陸が行われていますが、第2滑走路の供用が始まる20日以降は40回に増える予定です。
3月2日に行われた増設滑走路の供用式では、中野洋昌国交相がアジアに近い福岡空港にかける期待の大きさを語りました。
◆中野洋昌 国交相
「福岡空港が東アジアをはじめとする海外の皆さまをお迎えするゲートウェイとして、さらに重要な役割を果たし観光やマイスの促進、地域経済への波及などの効果の発揮を期待している」
◆中野洋昌 国交相
「福岡空港が東アジアをはじめとする海外の皆さまをお迎えするゲートウェイとして、さらに重要な役割を果たし観光やマイスの促進、地域経済への波及などの効果の発揮を期待している」
そんな中、飛行機の安全運航を守るために欠かせないのがバードストライク対策です。
現れる鳥の種類によって発生させる音を変えているということで、飛行機のエンジンに鳥を吸い込まないよう、空港の近くから鳥を排除します。
◆福岡国際空港 出井沙緒里さん
「バードストライクが発生すると、滑走路を閉鎖しないといけないような事案にもなってきますので、定時性・安全性を確保するためにもバードストライクの対策が重要です」
現れる鳥の種類によって発生させる音を変えているということで、飛行機のエンジンに鳥を吸い込まないよう、空港の近くから鳥を排除します。
◆福岡国際空港 出井沙緒里さん
「バードストライクが発生すると、滑走路を閉鎖しないといけないような事案にもなってきますので、定時性・安全性を確保するためにもバードストライクの対策が重要です」
国交省によると2023年の国内でのバードストライクの件数は1500件ほどで、空港別でみると福岡空港は全国で4番目に多い48件となっています。
バードストライクを1件でも減らそうと、福岡空港でもあの手この手で空港の近くから鳥を排除しています。
バードストライクを1件でも減らそうと、福岡空港でもあの手この手で空港の近くから鳥を排除しています。
その1つが、5分に1回の頻度でガスを爆発させて音を出す爆音機です。
◆福岡国際空港 出井沙緒里さん
「爆音機は定期的に大きな音を出すような装置で、滑走路の近くに鳥が集まらないような対策として設置している」
20日からの2本目の滑走路の供用開始後もさらに目を光らせることにしています。
◆福岡国際空港 出井沙緒里さん
「爆音機は定期的に大きな音を出すような装置で、滑走路の近くに鳥が集まらないような対策として設置している」
20日からの2本目の滑走路の供用開始後もさらに目を光らせることにしています。
◆福岡国際空港 出井沙緒里さん
「安心して空港を利用していただくためにバードストライク対策も含めて、安全・安心で安定的な空港運営を続けていきたいと思います」
「安心して空港を利用していただくためにバードストライク対策も含めて、安全・安心で安定的な空港運営を続けていきたいと思います」
一方、第2滑走路の増設にあわせて、国際線ターミナルビルのすぐ隣には新たに高さ91メートルの管制塔と庁舎が作られました。
その新庁舎の中をのぞいてみると…。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「SAARP RJFF0100、190の10ノット。前回が170の10ノット。風OK」
聞き慣れない言葉の数々に、大小さまざまなモニター約100台がずらり。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「SAARP RJFF0100、190の10ノット。前回が170の10ノット。風OK」
聞き慣れない言葉の数々に、大小さまざまなモニター約100台がずらり。
新庁舎の7階にある福岡航空地方気象台。
飛行機が安全に運航するために気象を観測し予報する機関です。
航空地方気象台は国内の5つの主要な空港に設置されていて、九州では福岡だけ。
そのため九州・山口にある18の空港すべてをこの福岡航空地方気象台が担当しています。
3月に国内線側の旧庁舎から国際線側に移転し、大きく「観測ブース」と「予報ブース」に分かれています。
飛行機が安全に運航するために気象を観測し予報する機関です。
航空地方気象台は国内の5つの主要な空港に設置されていて、九州では福岡だけ。
そのため九州・山口にある18の空港すべてをこの福岡航空地方気象台が担当しています。
3月に国内線側の旧庁舎から国際線側に移転し、大きく「観測ブース」と「予報ブース」に分かれています。
観測業務を担当するのは入庁1年目の渡部太聞技官です。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「定時観測の時間になりました」
定時観測とは30分に1回、屋上で行う「気象観測」のことです。
5分後、部屋に戻ってくると…。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「現天なし。メッセージなし。パイレップなし。風向風速OK。卓越20キロ137 13の1500CU 4000SCブロクンハイクラウドです。ありがとうございます。間違いなし。METAR METAR METAR送信します」
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「定時観測の時間になりました」
定時観測とは30分に1回、屋上で行う「気象観測」のことです。
5分後、部屋に戻ってくると…。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「現天なし。メッセージなし。パイレップなし。風向風速OK。卓越20キロ137 13の1500CU 4000SCブロクンハイクラウドです。ありがとうございます。間違いなし。METAR METAR METAR送信します」
渡部技官が観測したのは、空港周辺の雲の高さと量です。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「人の目で見ているのは、『視程』見通せる距離。そして『雲の高さと量』」
「南東側にある大城山、太宰府辺りにあるんですけど、この山が1400ftなんですね高さが。なので、この山の少し上に雲があると判断して1400ftの少し上なので1500ft」
山や建物を目印に、雲の高さを判断するといいます。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「人の目で見ているのは、『視程』見通せる距離。そして『雲の高さと量』」
「南東側にある大城山、太宰府辺りにあるんですけど、この山が1400ftなんですね高さが。なので、この山の少し上に雲があると判断して1400ftの少し上なので1500ft」
山や建物を目印に、雲の高さを判断するといいます。
滑走路の中に雲を観測する機械は設置されていますが、観測できるのは機械の真上の情報だけ。
そのため、飛行機の着陸に必要な空港周辺の雲の情報は、「人の目」でしか測ることができないのです。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「きょうみたいに晴れていると良いが、天気が悪い、雨が激しく降っていたりすると、観測の難しさが出てくる」
そのため、飛行機の着陸に必要な空港周辺の雲の情報は、「人の目」でしか測ることができないのです。
◆福岡航空地方気象台 渡部太聞技官
「きょうみたいに晴れていると良いが、天気が悪い、雨が激しく降っていたりすると、観測の難しさが出てくる」
渡部技官が観測した結果をもとに気象を予報する「予報ブース」ではある重要なポイントを意識しているといいます。
◆福岡航空地方気象台 池田正次予報官
「10ノット(風速5メートル)を超えてくると使用滑走路を変更してくるので、その辺がどうなるかがひとつポイント」
航空気象において最も重要となるのが風のデータ。
というのも、飛行機は安全上、向かい風で離発着することになっているからです。
福岡空港では多くの場合、海方向から着陸しますが、風向きが変われば市街地を低空で旋回して住宅地側から着陸しなければなりません。
そのため、予報官には正確な風の予報が求められます。
◆福岡航空地方気象台 池田正次予報官
「10ノット(風速5メートル)を超えてくると使用滑走路を変更してくるので、その辺がどうなるかがひとつポイント」
航空気象において最も重要となるのが風のデータ。
というのも、飛行機は安全上、向かい風で離発着することになっているからです。
福岡空港では多くの場合、海方向から着陸しますが、風向きが変われば市街地を低空で旋回して住宅地側から着陸しなければなりません。
そのため、予報官には正確な風の予報が求められます。
20日から福岡空港の滑走路は2本になります。
◆福岡航空地方気象台 池田正次予報官
「もともと福岡空港は便数が多く過密な空港なので、使用滑走路の変更とか気象がだいぶ影響するので、それにしっかり対応していきたい」
福岡航空地方気象台は、24時間体制で福岡空港の安全を守り続けます。
■第2滑走路は主に国際線が使用
◆福岡航空地方気象台 池田正次予報官
「もともと福岡空港は便数が多く過密な空港なので、使用滑走路の変更とか気象がだいぶ影響するので、それにしっかり対応していきたい」
福岡航空地方気象台は、24時間体制で福岡空港の安全を守り続けます。
■第2滑走路は主に国際線が使用
いよいよ第2滑走路の運用が20日にスタートしますが、福岡空港は“日本一の過密空港”と言われています。
現在、離着陸できるのは最大で1時間当たり38回、つまり約90秒に1回のペースですが、20日から第2滑走路の運用がスタートすると1時間あたり40回の離着陸ができるようになり、年間では約1万2000回増えます。
主に国際線の離陸用として使われることになっています。
現在、離着陸できるのは最大で1時間当たり38回、つまり約90秒に1回のペースですが、20日から第2滑走路の運用がスタートすると1時間あたり40回の離着陸ができるようになり、年間では約1万2000回増えます。
主に国際線の離陸用として使われることになっています。
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