2025/04/10 18:30
【鈴木哲夫さん解説】参院選の争点は「消費税」か “ワンイシュー作戦”奏功の国民・玉木代表 石破政権迷走で次の一手は 福岡
政治・行政
2025/04/10 19:45
石破政権が迷走する中、地方選でも快進撃を続け、現役世代を中心に支持を拡大しているのが国民民主党です。その理由とこの夏に予定される参院選の展望をジャーナリストの鈴木哲夫さんに聞きました。
◆勢いを増す国民民主 世論調査では
◆勢いを増す国民民主 世論調査では
川崎キャスター:
玉木代表率いる国民民主党がさらに勢いを増しているんじゃないかというデータがありまして、こちらです。FNN が3月下旬に行った最新の世論調査で、世代ごとの政党支持率がかつてない数字になっています。
国民民主の支持率が20代、30代、そしてついに40代でもトップになりました。特に40代の支持率は2月の段階では自民の方が上だったんですけども、3月は逆転して国民民主がトップです。
さらに50代についても差がなくなってきているという数字なんです。これは国民民主が目指してきた「年収の壁」が178万円ではなく160万円で決着した後の調査で、それでも「失望感より期待の方が大きい」という結果といえます。鈴木哲夫さん、これはどう見ればいいですか。
玉木代表率いる国民民主党がさらに勢いを増しているんじゃないかというデータがありまして、こちらです。FNN が3月下旬に行った最新の世論調査で、世代ごとの政党支持率がかつてない数字になっています。
国民民主の支持率が20代、30代、そしてついに40代でもトップになりました。特に40代の支持率は2月の段階では自民の方が上だったんですけども、3月は逆転して国民民主がトップです。
さらに50代についても差がなくなってきているという数字なんです。これは国民民主が目指してきた「年収の壁」が178万円ではなく160万円で決着した後の調査で、それでも「失望感より期待の方が大きい」という結果といえます。鈴木哲夫さん、これはどう見ればいいですか。
鈴木哲夫さん:
基本的にこの前の衆院選以降そうなんですが、やはりワンイシューで攻めましたよね。国民民主だけじゃなくて、例えば維新の会は「高校授業料無償化」の1本、ワンテーマ、ワンテーマで、有権者にガッと胸に響いたんですよね。
だから「数字が上がってるワンイシュー作戦」とぼくは言ってますが、それが成功したということですね。
問題はじゃあこれから国民民主がどういう立ち位置になるのかということですが、参議院選挙があります。ここでやはり野党が1つになっていかないと、バラバラのままだと、結果的にどこが勝つかというと自公が勝つんですよね。だからどういうふうに野党の連携をしていくのか。本当に独自路線でいくのか、結果的にそれは自公政権の片棒を担ぐことになるじゃないか。この辺がやっぱり判断が難しい。
一方で、他の野党、特に立憲民主の野田さんはどういうふうに取り込んでいくのかというあたりもポイントになってきますよね。
◆参院選の争点は「消費税」か
基本的にこの前の衆院選以降そうなんですが、やはりワンイシューで攻めましたよね。国民民主だけじゃなくて、例えば維新の会は「高校授業料無償化」の1本、ワンテーマ、ワンテーマで、有権者にガッと胸に響いたんですよね。
だから「数字が上がってるワンイシュー作戦」とぼくは言ってますが、それが成功したということですね。
問題はじゃあこれから国民民主がどういう立ち位置になるのかということですが、参議院選挙があります。ここでやはり野党が1つになっていかないと、バラバラのままだと、結果的にどこが勝つかというと自公が勝つんですよね。だからどういうふうに野党の連携をしていくのか。本当に独自路線でいくのか、結果的にそれは自公政権の片棒を担ぐことになるじゃないか。この辺がやっぱり判断が難しい。
一方で、他の野党、特に立憲民主の野田さんはどういうふうに取り込んでいくのかというあたりもポイントになってきますよね。
◆参院選の争点は「消費税」か
川崎キャスター:
立憲はかなり厳しい数字になっていますね。そして追い込まれている形の石破政権の新しい動きとして、政府与党内で国民に一律で3万円から5万円現金給付するという案が浮上しているとされています。これの狙いと実際やるのかどうか…ですが、鈴木さん。
鈴木哲夫さん:
はっきり言うけどバラマキですよね選挙前で。でも過去を考えてほしいんですが、 一律にお金配っても支持率は上がらないんですよ。なかなか政権浮上しないです。だから生活を考えれば、食品とかの消費税を下げるというのががいいでしょうが、自民党にすれば財務省との関係はなかなかうまくいかない。
だから今度の参議院選挙の大きな争点は、消費税になるかもしれない。これで与野党がぶつかり合うようになる。だから石破さんがこれを決断できるかどうかです。 できなくてお金ばらまくだけでは、有権者には響かないと思います。
川崎キャスター:
大義がそもそもないですからね。今後もしっかり注目していきたいと思います。
(2025年4月10日放送「報道ワイド 記者のチカラ」より)
立憲はかなり厳しい数字になっていますね。そして追い込まれている形の石破政権の新しい動きとして、政府与党内で国民に一律で3万円から5万円現金給付するという案が浮上しているとされています。これの狙いと実際やるのかどうか…ですが、鈴木さん。
鈴木哲夫さん:
はっきり言うけどバラマキですよね選挙前で。でも過去を考えてほしいんですが、 一律にお金配っても支持率は上がらないんですよ。なかなか政権浮上しないです。だから生活を考えれば、食品とかの消費税を下げるというのががいいでしょうが、自民党にすれば財務省との関係はなかなかうまくいかない。
だから今度の参議院選挙の大きな争点は、消費税になるかもしれない。これで与野党がぶつかり合うようになる。だから石破さんがこれを決断できるかどうかです。 できなくてお金ばらまくだけでは、有権者には響かないと思います。
川崎キャスター:
大義がそもそもないですからね。今後もしっかり注目していきたいと思います。
(2025年4月10日放送「報道ワイド 記者のチカラ」より)
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