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物価高の“救世主”「プライベートブランド」が熱い 「ゆめマート」のイズミが新ブランド発表 迎え撃つ各社の戦略は 福岡

暮らし

5時間前

厳しい物価高の中、お得に購入できる「プライベートブランド」が福岡でも続々登場しています。

9日も新たなブランドがお披露目されました。
私たちの家計に重くのしかかる物価高。

9月の食品値上げは1422品目に上り、収束する気配はありません。
そうした中でスーパーなど小売各社が強化しているのが「プライベートブランド」です。

プライベートブランドは一般的に小売業者などが自社で企画開発することからコストが抑えられ、消費者にとっても財布に優しく、今、注目されています。

5日には半年ほど福岡から姿を消していた西友のプライベートブランド「みなさまのお墨付き」が志免町のトライアルで復活しました。

そして、9日新たにお披露目された新しいプライベートブランドが「ゆめイチ」です。

これを立ち上げたのは広島に本社を構え、福岡では「ゆめマート」などを展開する「イズミ」です。

イズミとしてプライベートブランドを立ち上げるのは初めてで「価格も品質もイチバン寄り添いたい」などの思いが込められているといいます。
11日の販売開始を前に、9日に福岡市の「ゆめタウン博多」を訪ねてみると…。

◆記者リポート
「店の特設売り場には早くもPB商品のコーナーが登場しています。中でも2リットルのお茶は117円とお買い得です」

すでに「ゆめイチ」の商品がずらりと出ています。
サバの缶詰は139円、インスタントラーメンは5食入りで322円。

飲み物やインスタント食品を中心に約20種類が一足早く売り場に並び、今後、段階的に商品の種類が増えていくということです。
◆ゆめタウン博多 上田秀道 食品店長
「今のお客様は低価格な商品を求めているというニーズが非常に高まっていた。お祝いのときにはちょっと高い商品、いろいろ使い分けていただくのが一番いいかなと」
「ゆめイチ」のサプライズ登場に常連客は…。

Q.カットわかめも78円。
◆客(40代)
「えーすごい、すごいですね。毎日、食費は積み重ねなので、めちゃくちゃ助かります」

◆客(50代)
「うれしいです。選択肢が増えるので、どこでも買えるものと違うじゃないですか。だからいいと思う、そのために来ようと思う」
一方、北九州市若松区のディスカウントストア「ラ・ムー」。
◆記者リポート
「こちら、ありましたね。うどんの麺が税込み18円、そして焼きそばの麺も18円で売られています」
ほかにも水は2リットルで56円、食パンはなんと3斤分入って213円です。

全て「ラ・ムー」を展開する大黒天物産のプライベートブランド「DーPRICE」の商品です。
◆客
「(住んでいるのは)小倉の方だが、出てくる、若松の方まで。他のスーパーに行ってもラ・ム-だったら半額よね、みたいな」

「ラ・ムー」では全商品の約3割をプライベートブランドが占めています。

◆ラ・ムー若松店 松本淳平 店長
「徹底的なコストカットのために会社ごと買い取って、プライベートブランドを作るためだけにその会社を回していく考え方を持っているから、どこにもない破格値で、お客様に商品を提供できていると考えている」

自社生産を追求することで実現した品質と低価格。
さらに、安さの秘密は他にもあります。

◆記者リポート
「店内、よく見てみますと段ボールに入ったまま陳列されている商品がたくさんありますね」

段ボール陳列です。

倉庫を設けず毎日、仕入れる商品をそのまま売り場に並べることで作業効率が上がり、人件費も大幅にカットできるといいます。
ラ・ムーの直営店は現在、県内に7店舗あり、これから1年半でさらに2店舗をオープンする予定です。

◆ラ・ムー若松店 松本淳平 店長
「私たちが出店をすると、そこの土地の物価が下がるといわれている。競合他社と価格競争を行うことで、客に1円でも安く商品が提供できれば」

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