自分は助手席に乗っていた、運転手は走って逃げたと警察官に説明　捜査でエアバッグの付着物とDNA型が一致　“無免許”で“飲酒運転”　２５歳の自称・飲食店従業員の男を逮捕　福岡・みやま市

今年８月、福岡県みやま市で２５歳の自称・飲食店従業員の男が運転する普通乗用車が道路の欄干に衝突する事故がありました。
男は１７日、無免許で飲酒運転するなどした疑いで逮捕されました。

道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、住所不詳、自称・飲食店従業員の谷本優輔容疑者、２５歳です。

谷本容疑者は今年８月１５日午後９時すぎ、福岡県みやま市高田町で、免許を持たず酒を飲んで普通乗用車を運転した上、道路の欄干に衝突する事故を起こすも警察に報告しなかった疑いが持たれています。

警察によりますと事故直後、２０代の女性から「車両が接触し、車道を塞いでいる」と１１０番通報があり、警察官が現場に駆けつけたところ、車の外に谷本容疑者がいました。

警察の聴き取りに対し、谷本容疑者は「運転手は知らない男、自分は助手席に乗っていて、運転手は走って逃げた」と説明したということです。

説明の際、谷本容疑者から酒のにおいがしたことから呼気を調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出されましたが、事故を起こした車を運転していたかどうか特定できなかったということです。

警察がその後の捜査で、事故の衝撃で開いた運転席と助手席のエアバッグを調べたところ、運転席のエアバッグの付着物と谷本容疑者のDNA型一致したことから、逮捕しました。助手席のエアバッグから付着物は見つからなかったということです。

警察の調べに対し、谷本容疑者は「無免許と飲酒運転は間違いなく、車の放置や警察官に報告しなかったことも動揺していたので間違いない」と容疑を認めているということです。

警察は詳しい飲酒の経緯を調べています。