2023/01/13 18:00
【速報】1歳児“エアガン虐待死” 初公判で父親「違います」 全面否認し無罪主張 福岡地裁
暮らし
2023/01/16 10:11
福岡県田川市で2018年、当時1歳の三男に対しエアガンで虐待し、必要な治療を受けさせず死亡させた罪に問われている父親が、16日の裁判員裁判の初公判で起訴内容を否認しました。
傷害と保護責任者遺棄致死の罪に問われているのは、田川市の建設業・常慶雅則(じょうけい・まさのり)被告(27)です。
起訴状などによりますと、常慶被告は2018年11月、田川市内の自宅で、当時1歳の三男・唯雅(ゆいが)ちゃん(当時1)をエアガンで何度も撃ち、頭部や顔、腹など全身にケガ(円形の創傷)をさせたほか、妻の常慶藍(じょうけい・あい)受刑者(27)と共謀し、重度の低栄養状態に陥り、両手足などを骨折して肺感染症も発症していた唯雅ちゃんに適切な治療を受けさせず急性呼吸不全で死亡させたとされています。
起訴状などによりますと、常慶被告は2018年11月、田川市内の自宅で、当時1歳の三男・唯雅(ゆいが)ちゃん(当時1)をエアガンで何度も撃ち、頭部や顔、腹など全身にケガ(円形の創傷)をさせたほか、妻の常慶藍(じょうけい・あい)受刑者(27)と共謀し、重度の低栄養状態に陥り、両手足などを骨折して肺感染症も発症していた唯雅ちゃんに適切な治療を受けさせず急性呼吸不全で死亡させたとされています。
16日午前10時から、福岡地裁で初公判が開かれました。
(以下、初公判冒頭のやりとり)
◆裁判長
「何歳ですか?」
◆常慶雅則被告
「27です」
◆裁判長
「職業は?」
◆常慶雅則被告
「今は無職になるんでしょうか」(※起訴時は職業「建設業」)
(※このあと検察官が起訴内容「傷害」「保護責任者遺棄致死」の罪について読み上げ)
◆裁判長
「2つの事件について裁判をします。あなたには黙秘権があります。分かりますか?
◆常慶雅則被告
(黙ってうなずく)
◆裁判長
「有利にも不利にも働きます。分かりますか?」
◆常慶雅則被告
(黙ってうなずく)
◆裁判長
「では検察官が読み上げた公訴事実について、理解していますか?」
◆常慶雅則被告
(黙ってうなずく)
◆裁判長
「意見があったら…」
◆常慶雅則被告
「違います」
常慶雅則被告は起訴内容について「違います」と否認しました。
(以下、初公判冒頭のやりとり)
◆裁判長
「何歳ですか?」
◆常慶雅則被告
「27です」
◆裁判長
「職業は?」
◆常慶雅則被告
「今は無職になるんでしょうか」(※起訴時は職業「建設業」)
(※このあと検察官が起訴内容「傷害」「保護責任者遺棄致死」の罪について読み上げ)
◆裁判長
「2つの事件について裁判をします。あなたには黙秘権があります。分かりますか?
◆常慶雅則被告
(黙ってうなずく)
◆裁判長
「有利にも不利にも働きます。分かりますか?」
◆常慶雅則被告
(黙ってうなずく)
◆裁判長
「では検察官が読み上げた公訴事実について、理解していますか?」
◆常慶雅則被告
(黙ってうなずく)
◆裁判長
「意見があったら…」
◆常慶雅則被告
「違います」
常慶雅則被告は起訴内容について「違います」と否認しました。
その後、検察側は冒頭陳述で「(唯雅ちゃんは)腕や足など多数の骨折で患部が腫れ、痛みで食事も取れない状態で弾を多数撃ち込まれた」などと指摘。
対する弁護側は「被告は暴行を加えておらず、要保護状態を認識していなかった」などと無罪を主張しました。
対する弁護側は「被告は暴行を加えておらず、要保護状態を認識していなかった」などと無罪を主張しました。
この事件では、2022年2月から、保護責任者遺棄致死の罪に問われた妻の藍受刑者の裁判員裁判が行われ、同年3月、一審の福岡地裁は常慶被告による唯雅ちゃんへのエアガン虐待や藍受刑者に対するDVを認定した上で、
◆裁判長(取材による)
「被告人は被害者の要保護状態を認識していたと推認するのが合理的である」
「不合理な弁解に終始して反省の態度が見られない」
「常慶被告にDVを受けていたことを踏まえても強い非難は免れない」
などとして藍受刑者に懲役8年の判決を言い渡しました。
これを不服とした藍受刑者は控訴しましたが、同年7月、福岡高裁は「一審判決には何らの審理不尽や不合理な点はない」として控訴を棄却。
藍受刑者は上告しましたが、最高裁もそれを退け、同年11月に刑が確定しました。
◆裁判長(取材による)
「被告人は被害者の要保護状態を認識していたと推認するのが合理的である」
「不合理な弁解に終始して反省の態度が見られない」
「常慶被告にDVを受けていたことを踏まえても強い非難は免れない」
などとして藍受刑者に懲役8年の判決を言い渡しました。
これを不服とした藍受刑者は控訴しましたが、同年7月、福岡高裁は「一審判決には何らの審理不尽や不合理な点はない」として控訴を棄却。
藍受刑者は上告しましたが、最高裁もそれを退け、同年11月に刑が確定しました。
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