2023/04/25 16:30
7割が外国人観光客 連日満席の人気焼肉店も…人手不足で“困った” ロボットが手伝い 【福岡】
2023/04/25 18:00
福岡を訪れる国内外の観光客の増加で、各飲食店もにぎわいを見せています。
大型連休も大勢の来店が見込まれる中、店側は人手不足で対応に苦慮しています。
4月29日から始まる大型連休。
訪れたのは福岡市中央区にある焼き肉店です。
厳選した最高級黒毛和牛を手頃な価格で食べられるのが人気で、平日にもかかわらず開店と同時に海外からの観光客などでテーブル席は満席になりました。
◆記者
「どこからきたんですか?」
◆客
「韓国!韓国!」
◆記者
「焼き肉の味、どうですか?」
◆客
「おいしい。福岡、好きです!」
◆客
「韓国から来ました。私は焼き肉が好きです!」
この日訪れていた客の7割以上は海外からの観光客です。
インバウンドが復活し始め、大型連休中も大勢の来店を見込む中、店からは嬉しい悲鳴もあがっています。
◆記者
「これが予約状況ですね?」
◆焼肉NIKUICHI 尾野村賢志 店長
「16時~24時までずっと、終日満席をいただいております。コロナ禍でアルバイトスタッフの募集を制限しておりましたので、アルバイトスタッフが足りていないのが現状です」
この店では、コロナ禍でアルバイトやスタッフの人数を増やさず、採用を制限していました。
そして客足が回復してきた今、スタッフを増やそうと求人募集をしていますが、なかなか応募が来ないのが現状だといいます。
◆焼肉NIKUICHI 尾野村賢志 店長
「コロナが明けてみなさんが求人をかけているので、やはりなかなか難しい状況。募集をかけてもなかなか来ない。どこの飲食店も(人手の)取り合い。大学生、長く働いていたスタッフが(春で)辞めてしまったので、今入れ替えで募集しているところ」
3月、長く働いていた大学生がこの春卒業したあと、入れ替えもままならないといいます。
そんな人手不足を補うため、こんなものもー
◆記者リポート
「え!すごい!お肉がロボットによって運ばれてきました」
◆ロボット
「お待たせしました」
ネコの手ならぬ、ロボの手を借りている状況です。
新型コロナが流行し始めたころに、この配膳ロボットを導入し、人員不足を補うために試行錯誤を続けています。
◆焼肉NIKUICHI 尾野村賢志 店長
「オープンからラストまで働けるということで導入しました。これがあれば運んでくれるので助かっています」
人手不足に悩む飲食業界。
人材派遣などを行うマイナビは、背景についてこう分析しています。
◆マイナビ 関根貴広さん
「コロナ禍によって飲食業はシフトが減ったり急な休業をしたりとか、学生によれば感染をしてしまうと学業にも影響してくる。そういったイメージからなのか、以前に比べると飲食・フード系の職種を希望する方が減っているというのが数値として出ている。在宅勤務のバイトもコロナ禍ででてきたと思うので、(飲食業界が)選ばれにくくなってきているのかなと思う」
では飲食業界のこの先の人材確保について、どのように見ているのでしょうか。
◆マイナビ 関根貴広さん
「(新型コロナが)5類に移行するっていうのがどんな影響をもたらしてくるか。学生に選ばれる仕事になる可能性もあるかなと思います」
経済活動が活発になり、多くの職場で人手が必要となるなか、働く側の意識はコロナ禍を経て大きく変化しています。
大型連休も大勢の来店が見込まれる中、店側は人手不足で対応に苦慮しています。
4月29日から始まる大型連休。
訪れたのは福岡市中央区にある焼き肉店です。
厳選した最高級黒毛和牛を手頃な価格で食べられるのが人気で、平日にもかかわらず開店と同時に海外からの観光客などでテーブル席は満席になりました。
◆記者
「どこからきたんですか?」
◆客
「韓国!韓国!」
◆記者
「焼き肉の味、どうですか?」
◆客
「おいしい。福岡、好きです!」
◆客
「韓国から来ました。私は焼き肉が好きです!」
この日訪れていた客の7割以上は海外からの観光客です。
インバウンドが復活し始め、大型連休中も大勢の来店を見込む中、店からは嬉しい悲鳴もあがっています。
◆記者
「これが予約状況ですね?」
◆焼肉NIKUICHI 尾野村賢志 店長
「16時~24時までずっと、終日満席をいただいております。コロナ禍でアルバイトスタッフの募集を制限しておりましたので、アルバイトスタッフが足りていないのが現状です」
この店では、コロナ禍でアルバイトやスタッフの人数を増やさず、採用を制限していました。
そして客足が回復してきた今、スタッフを増やそうと求人募集をしていますが、なかなか応募が来ないのが現状だといいます。
◆焼肉NIKUICHI 尾野村賢志 店長
「コロナが明けてみなさんが求人をかけているので、やはりなかなか難しい状況。募集をかけてもなかなか来ない。どこの飲食店も(人手の)取り合い。大学生、長く働いていたスタッフが(春で)辞めてしまったので、今入れ替えで募集しているところ」
3月、長く働いていた大学生がこの春卒業したあと、入れ替えもままならないといいます。
そんな人手不足を補うため、こんなものもー
◆記者リポート
「え!すごい!お肉がロボットによって運ばれてきました」
◆ロボット
「お待たせしました」
ネコの手ならぬ、ロボの手を借りている状況です。
新型コロナが流行し始めたころに、この配膳ロボットを導入し、人員不足を補うために試行錯誤を続けています。
◆焼肉NIKUICHI 尾野村賢志 店長
「オープンからラストまで働けるということで導入しました。これがあれば運んでくれるので助かっています」
人手不足に悩む飲食業界。
人材派遣などを行うマイナビは、背景についてこう分析しています。
◆マイナビ 関根貴広さん
「コロナ禍によって飲食業はシフトが減ったり急な休業をしたりとか、学生によれば感染をしてしまうと学業にも影響してくる。そういったイメージからなのか、以前に比べると飲食・フード系の職種を希望する方が減っているというのが数値として出ている。在宅勤務のバイトもコロナ禍ででてきたと思うので、(飲食業界が)選ばれにくくなってきているのかなと思う」
では飲食業界のこの先の人材確保について、どのように見ているのでしょうか。
◆マイナビ 関根貴広さん
「(新型コロナが)5類に移行するっていうのがどんな影響をもたらしてくるか。学生に選ばれる仕事になる可能性もあるかなと思います」
経済活動が活発になり、多くの職場で人手が必要となるなか、働く側の意識はコロナ禍を経て大きく変化しています。