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初代門司駅の関連遺構 取り壊しに「重大な懸念」イコモスが表明 開発計画の見直し求める 福岡・北九州市

政治・行政

2024/06/27 15:30

世界文化遺産の評価を行うイコモスが、福岡県北九州市にある初代門司駅の遺構保存に重大な懸念を表明する緊急声明を発表し、市に対して破壊につながる開発計画の見直しを求めました。

テレサ・パトリシオ会長名で出されたイコモスの緊急声明は、北九州市の公共施設整備によって初代門司駅の関連遺構が破壊されることに重大な懸念を表明するもので、国内委員会を通して市に手渡されました。

イコモスは、日本の近代化や西洋との関わりを示す国際的にも重要な遺構だとして、破壊につながる決定を凍結し、計画を見直すよう市や議会に求めていて、十分な対応がない場合には世界に危機を公表する「ヘリテージアラート」を出すとしています。

もしアラートが出されれば、神宮外苑などに続いて、日本で3年連続となる異例の事態となります。

北九州市の武内市長は「現段階では声明の内容を確認できていないので、コメントは致しかねる」としています。
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