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都議選“自民大敗”で福岡にも波紋…鈴木哲夫さん解説「世論は自民党に厳しい目」参院選で福岡選挙区に影響の可能性も

政治・行政

4時間前

22日の東京都議会議員選挙で自民党は議席を維持することができず、第一党の座を失いました。

参院選の前哨戦とも言われていた都議選の結果に、福岡でも波紋が広がっています。

22日に投開票が行われた東京都議会議員選挙で、自民党は議席を大幅に減らして過去最少となり、小池都知事の都民ファーストの会が第一党となりました。

野党では立憲民主党が議席を増やしたほか、国民民主党と参政党が初めて議席を獲得しました。

自民党は参院選の公約に「現金2万円の給付」を掲げ、都議選への相乗効果を狙っていたとみられますが、その思惑が外れた形となります。
参院選の前哨戦とも言われていた今回の都議選の結果に、福岡の人たちは…。

◆30代会社員
「小池さん、すごいなって思いますね、やっぱり。結局は自民党になっちゃうのかなとは思うんですけど、まだちょっと様子見ですね」

◆50代経営者
「都民ファーストの会が第一党に戻ったっていうのは、今の政治を変えて欲しいっていう意見が反映された結果なのかなと感じました」
こうした中、自民党福岡県連は23日、執行部会を開き、都議選の結果を受けて参院選での対策を協議しました。

◆自民党福岡県連 松本国寛 会長
「東京都議選の投開票が行われましたが、自民党にとっては極めて厳しい結果となっていますし、政権与党である公明党も議席を減らしている。この厳しい中で参院選を戦っていかないといけない」

都議選の厳しい結果を受けて自民党県連は、自民党への信頼を取り戻すことが大きな課題として、参院選に向けて物価高対策などを有権者に丁寧に説明していくことなどを確認しました。
今回の参院選で、街の人たちは政治に何を望んでいるのでしょうか。

◆20代大学生
「親とよく言っているのは、現金給付だと持続性ないよねって。持続的に好景気に向かったり生活が楽になればいいなと思っています」

◆30代会社員
「物価がすごい高騰しているので、そこをどうにかしていただきたい。お米とかがやっぱり高いかなって。子供がいるので大変ですね」

◆70代年金暮らし
「とにかく福祉ですね。介護する人たちに手厚くするような方策がいるんじゃないですかね」
通常国会が閉会し、事実上スタートした参院選、福岡選挙区にはこれまで12人が立候補を表明しています。

今回の選挙は、現金給付の是非や物価高対策が争点となりそうです。

参院選は7月3日公示、20日投開票が有力視されています。

ジャーナリスト鈴木哲夫さんの見方は
今回の都議選の結果について、ジャーナリスト鈴木哲夫さんに聞きました。

鈴木さんとしては「自民党の歴史的大敗は予想通りの結果だった」とのことです。

備蓄米効果で一時的に挽回したが、現金給付がばら撒きと批判されて、逆効果に。

東京は無党派層が圧倒的に多いからこそ、「世論は今も、自民党をかなり厳しい目で見ている」という世の中のトーンが浮き彫りになったという事で、自民党内でも「小泉効果は限定的だった」と見られているそうです。

そしてこれは「東京だからこそ」の結果ではなく、参院選の福岡選挙区でも同様の傾向が見られるだろう、との見方を示しています。

自民・公明を敬遠する層が国民民主などに流れていく傾向が福岡でもはっきりと出れば、これまで「自民・公明・立憲」の牙城だった福岡選挙区の構図が崩れることもありうると分析しています。

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