5時間前
松本清張も通った老舗『中華料理 耕治』 大規模火災で焼失も…1年半ぶり本店“復活” 「祖父が作り上げた伝統の味を守っていく」 福岡・北九州市
暮らし
5時間前
去年1月、福岡県北九州市の鳥町食道街で起きた大規模火災で焼失した中華の名店が8日、営業を再開しました。
「再建」にかけた思いを取材しました。
「再建」にかけた思いを取材しました。
◆記者リポート
「小倉北区の魚町に中国料理の老舗『耕治』がリニューアルオープンしました」
小倉の人気店が1年半ぶりに復活。
店の前には、再開を待ちわびた常連客の姿がありました。
◆30年前から通う常連客
「フカヒレのラーメンを食べる。特別な思いがある。長年大好きな店なので」
「小倉北区の魚町に中国料理の老舗『耕治』がリニューアルオープンしました」
小倉の人気店が1年半ぶりに復活。
店の前には、再開を待ちわびた常連客の姿がありました。
◆30年前から通う常連客
「フカヒレのラーメンを食べる。特別な思いがある。長年大好きな店なので」
「中国料理 耕治」の歴史は古く、今から70年前の1955年、先代の平野耕治さんが魚町に小さなラーメン店を開いたのが始まりでした。
看板メニューは、九州では初めてだったという東京風の醤油ラーメンです。
チャーシュー、ネギ、メンマといったシンプルな具材に、琥珀色の透き通ったスープ。
多くの食通たちに愛されてきた一杯です。
チャーシュー、ネギ、メンマといったシンプルな具材に、琥珀色の透き通ったスープ。
多くの食通たちに愛されてきた一杯です。
その味に魅了された1人が北九州出身の人気作家、松本清張です。
創業当初から店に通い「ここのフカヒレラーメンを食べると原稿がはかどる」と語るほどだったといいます。
創業当初から店に通い「ここのフカヒレラーメンを食べると原稿がはかどる」と語るほどだったといいます。
しかしー
◆「耕治」 平野義英さん
「いや、もう何もできないですからね。もうずっと燃えていくのをただただ眺めるしかなかったです。悲しかったです」
去年1月、小倉駅からほど近い鳥町食道街で発生した大規模火災。
◆「耕治」 平野義英さん
「いや、もう何もできないですからね。もうずっと燃えていくのをただただ眺めるしかなかったです。悲しかったです」
去年1月、小倉駅からほど近い鳥町食道街で発生した大規模火災。
木造の店が建ち並ぶ食道街の中心にあった「耕治」の本店も火に飲み込まれて全焼してしまいました。
耕治さんの孫にあたる平野義英さんは、変わり果てた店の姿に言葉を失いました。
◆「耕治」 平野義英さん
「祖父が作り上げた本店がなくなったことがすごく悲しかった」
耕治さんの孫にあたる平野義英さんは、変わり果てた店の姿に言葉を失いました。
◆「耕治」 平野義英さん
「祖父が作り上げた本店がなくなったことがすごく悲しかった」
全国のファンから再起を待ち望む声が寄せられ、早期の営業再開を目指しましたが、強い火力が必要な中華料理に対応できる排気ダクトを備えた物件は周辺には限られていて、8日まで1年半もの時間を要しました。
◆「耕治」 平野義英さん
「やっと再開できてほっとしています。本店の雰囲気を崩さずできたと思います」
◆「耕治」 平野義英さん
「やっと再開できてほっとしています。本店の雰囲気を崩さずできたと思います」
元の本店から数十メートルの場所にオープンした新しい本店。
2階には、火災で唯一焼け残った外壁の「看板」も飾られています。
2階には、火災で唯一焼け残った外壁の「看板」も飾られています。
7月8日、営業再開の日。
店内に食材が次々と運びこまれ、テーブルのセットなど、開店前の最終準備が慌ただしく進められていました。
そして、ついに「中国料理 耕治」が再オープン。
店内には昔からの常連客が集まり、“変わらない味”を堪能していました。
店内に食材が次々と運びこまれ、テーブルのセットなど、開店前の最終準備が慌ただしく進められていました。
そして、ついに「中国料理 耕治」が再オープン。
店内には昔からの常連客が集まり、“変わらない味”を堪能していました。
◆常連客
「おいしいです。オープンって知ってすぐに行こうと」
「変わりなくという感じで。おじいちゃんとおばあちゃんとよく来ていた」
「無事復活出来てよかった。ますます応援していきたい」
◆「耕治」 平野義英さん
「ほっとしましたね。ここまで頑張ってこれてよかったなと思った。祖父が作り上げた伝統の味を守っていく、それだけです」
醤油ラーメンをはじめとした食通たちをうならせる耕治のメニュー。
これからも末永く愛され続けることになりそうです。
「おいしいです。オープンって知ってすぐに行こうと」
「変わりなくという感じで。おじいちゃんとおばあちゃんとよく来ていた」
「無事復活出来てよかった。ますます応援していきたい」
◆「耕治」 平野義英さん
「ほっとしましたね。ここまで頑張ってこれてよかったなと思った。祖父が作り上げた伝統の味を守っていく、それだけです」
醤油ラーメンをはじめとした食通たちをうならせる耕治のメニュー。
これからも末永く愛され続けることになりそうです。
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