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“学校がなくなってしまう” 全校児童50人→10人に 「山の木を売った収入で」過疎対策 福岡県

暮らし

2024/07/17 19:00

日本の人口は2050年には1億人を下回り、多くの自治体が”消滅する可能性”がある、といわれています。

過疎に悩む福岡県内の町に住む人たちの地道な取り組みを取材しました。

福岡県篠栗町の篠栗小学校萩尾分校。

教室をのぞいてみると…

Q.1年生から6年生まで全児童は10人ですか?
◆篠栗小学校萩尾分校 今崎宏副校長
「そうですね。今年度は1年生が2人入り、近年にない10人になりましたけど、それでも10人で」



篠栗町萩尾分校は、福岡県内有数の小さな学校ですが、歴史は長く、今年で150周年を迎えます。

昭和の初め頃には、50人ほどの児童がいたそうですが、徐々にその数も減少。

このままでは学校がなくなってしまうという危機感が、地域の人たちに「子育て世代の移住促進」への取組みにつながりました。



◆篠栗町萩尾地区 猪上照明区長
「行政にやっていただけたらありがたいけど、ここは我々でやろうということで、山の木を売ってそれで得た収入を使って建てた」



2001年、地域の人たちで資金を出し合い3棟の住宅を建設。

子育て世帯向けに格安で貸し出すことを始めたのです。

目的は子育て世帯の移住促進です。

その結果、この20年あまり、様々な家族がここで生活を送り、おかげで分校は10人前後の児童数を維持してきました。



しかし、現在は3棟のうち1棟が空き部屋。

さらに来年の春には、1家族が小学生が卒業するため退去予定で、地域では学校の存続のためにも小学生のいる世帯の移住を募集しています。



◆篠栗町萩尾地区 猪上照明区長
「分校をどうにかしないといけないねと。そういう動きが出てくれば、人口とコミュニティの維持、それと分校を含めて、なんとか頑張っていけるのかなという思いでいる」

地域の活力を維持するため、住民ぐるみで進めてきたこの取り組み。

移住の申し込みは、7月20日まで受け付けています。

(移住に関する問い合わせ)
篠栗町萩尾分校:092-947-6167
日本の人口は2050年には1億人を下回り、多くの自治体が”消滅する可能性”がある、といわれています。

過疎に悩む福岡県内の町に住む人たちの地道な取り組みを取材しました。

福岡県篠栗町の篠栗小学校萩尾分校。

教室をのぞいてみると…

Q.1年生から6年生まで全児童は10人ですか?
◆篠栗小学校萩尾分校 今崎宏副校長
「そうですね。今年度は1年生が2人入り、近年にない10人になりましたけど、それでも10人で」
篠栗町萩尾分校は、福岡県内有数の小さな学校ですが、歴史は長く、今年で150周年を迎えます。

昭和の初め頃には、50人ほどの児童がいたそうですが、徐々にその数も減少。

このままでは学校がなくなってしまうという危機感が、地域の人たちに「子育て世代の移住促進」への取組みにつながりました。
◆篠栗町萩尾地区 猪上照明区長
「行政にやっていただけたらありがたいけど、ここは我々でやろうということで、山の木を売ってそれで得た収入を使って建てた」
2001年、地域の人たちで資金を出し合い3棟の住宅を建設。

子育て世帯向けに格安で貸し出すことを始めたのです。

目的は子育て世帯の移住促進です。

その結果、この20年あまり、様々な家族がここで生活を送り、おかげで分校は10人前後の児童数を維持してきました。
しかし、現在は3棟のうち1棟が空き部屋。

さらに来年の春には、1家族が小学生が卒業するため退去予定で、地域では学校の存続のためにも小学生のいる世帯の移住を募集しています。
◆篠栗町萩尾地区 猪上照明区長
「分校をどうにかしないといけないねと。そういう動きが出てくれば、人口とコミュニティの維持、それと分校を含めて、なんとか頑張っていけるのかなという思いでいる」

地域の活力を維持するため、住民ぐるみで進めてきたこの取り組み。

移住の申し込みは、7月20日まで受け付けています。

(移住に関する問い合わせ)
篠栗町萩尾分校:092-947-6167

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