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【鈴木哲夫さん解説】参院選「自公で50」が分かれ目 都議選は「日本の民意」 岸田前首相「政権交代もありうる」発言の波紋 福岡

政治・行政

3時間前

7月20日に投開票が行われる参議院選挙の公示まで1週間となりました。先日行われた都議選の影響、そして参院選に向けた与野党動向を永田町取材で定評のあるジャーナリスト鈴木哲夫さんが解説します。
川崎健太キャスター:
参議院の現在の議席を見てみましょう。定数は248で、今回選挙が行われない非改選の議席数は与党が75,、野党が48です。そして7月に選挙となる改選の議席数は自民52、公明14なので与党での改選があわせて66。一方、野党の改選は50です。与党が今回議席を17減らすと過半数割れとなりますので、与党は議席の減少を16で食い止めることができるのか、すなわち与党で50議席を獲得できるかが政権継続の分かれ目となります。
この参院選に関して、岸田前総理が25日夜に 少し踏み込んだ発言をしています。「与党が過半数を割れば、ますます物事を決められない政治になる、政権交代もあり得る」と。

鈴木哲夫さん:
自公で50を取れば過半数は確保できるので「これぐらいは取れる」というムードがずっとあったんですが、やはり先日の都議選で大きく変わっています。「都議選は東京の選挙だから関係ない」と皆さん思うかもしれませんが、 東京というのは無党派層が圧倒的に多い。流動人口というのが多くて、3年ぐらいしたら引っ越しちゃったりする人も多い。 そういう人たちは「地域の道路を作ります」とかではなく、その時の国政を頼りに投票する。だから今の全体、 日本の民意と言ってもいいんですよね。
ポイントはいくつかありますが、1つは都議選で1人区は自民党全部負けています。 それから複数区でも最後の議席を争って自民党が負けたっていうのは15パターンあります。これ福岡に当てはめてみると改選は3議席。ということは最後の議席を、自民党と公明党の与党と新しいところが争うという可能性もある。 だから、自民党の元選対幹部が言ってましたが、50割れというのはあり得る状況になってきているので、そういう意味では自公なんかものすごく引き締めていますし、野党はとにかく勢いという感じになってくるでしょうね。

(2025年6月26日放送「報道ワイド 記者のチカラ」より)

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