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福岡の観光地・糸島に「ピラミッド墓」 “ライバル”は人気の「前方後円墳”」型 “家族いなくても管理できる”墓の整備が各地で進む

暮らし

6時間前

福岡県糸島市の風光明媚なエリアで始まった、驚きのプロジェクトに迫ります。



縁結びのシンボル「夫婦岩」が有名な観光地「桜井二見ヶ浦」。



そのすぐ近くの施設で開かれていたのは、「夫婦ピラミッド」の説明会です。

会場には立派な模型も?

◆霊園担当者
「金額は22万円なんですけど、生前のうちにご購入いただいた場合は生前管理料が(追加で)3万3000円」



実はこれ…来年の夏に完成予定のピラミッドの形をした「お墓」の見学会なんです。

ところでなぜ「ピラミッド」なのでしょうか。



◆二見ヶ浦公園聖地 荒木秀彦 所長
「うちは夫婦岩が近いので、夫婦岩にちなんだこのピラミッドの形のお墓に行き着いた」

近くにある縁結びのシンボル「夫婦岩」の形にちなみ「夫婦ピラミッド」と名づけられました。

高さは約15メートルで約2万体を収容できる予定です。

この「ピラミッド構想」の背景にあるのが…

墓を引き継ぐ親族などがいなくなり放置された「無縁墓」の問題です。

総務省の2023年の調査では、全国の約6割の自治体が無縁墓を抱えていると回答。

少子高齢化や核家族化などが理由とされています。



こうした中、いま各地で整備が進んでいるのが、家族がいなくても墓地管理者が永続的に供養する「永久墓」です。

こちらのピラミッド墓もその一つです。



先日行われた見学会に訪れた人は…

◆見学者
「管理料などが一括になっていて、子どもたちに負担をかけなくて済むのがありがたいです」

自分の墓を持たない供養の形。



県内にあるユニークな「永久墓」と言えば…

3年前に完成した全長53メートルの「前方後円墳」型のお墓です。



◆新宮霊園 本田宏之さん
「当初の予定よりも随分早くたくさんの方々に申込いただいておりまして、2つ目の合同墓を考えております」

その新宮霊園の担当者も「ピラミッド墓」に興味津々。



この日は「ライバル」会社の事務所を訪ね、意見交換をしました。

◆新宮霊園 本田宏之さん
「考えましたね」

◆二見ヶ浦公園聖地 荒木秀彦 所長
「二見ヶ浦にしかないものになるかなというところに着目させていただいた。初めはモニュメントみたいにしようかと思ったが、合葬にすれば古墳に対抗できるかと」

観光地・糸島で始動した「ピラミッド墓プロジェクト」。

人生の最期をどう迎えるのか、その問いを考えるきっかけにもなりそうです。
福岡県糸島市の風光明媚なエリアで始まった、驚きのプロジェクトに迫ります。
縁結びのシンボル「夫婦岩」が有名な観光地「桜井二見ヶ浦」。
そのすぐ近くの施設で開かれていたのは、「夫婦ピラミッド」の説明会です。

会場には立派な模型も?

◆霊園担当者
「金額は22万円なんですけど、生前のうちにご購入いただいた場合は生前管理料が(追加で)3万3000円」
実はこれ…来年の夏に完成予定のピラミッドの形をした「お墓」の見学会なんです。

ところでなぜ「ピラミッド」なのでしょうか。
◆二見ヶ浦公園聖地 荒木秀彦 所長
「うちは夫婦岩が近いので、夫婦岩にちなんだこのピラミッドの形のお墓に行き着いた」

近くにある縁結びのシンボル「夫婦岩」の形にちなみ「夫婦ピラミッド」と名づけられました。

高さは約15メートルで約2万体を収容できる予定です。

この「ピラミッド構想」の背景にあるのが…

墓を引き継ぐ親族などがいなくなり放置された「無縁墓」の問題です。

総務省の2023年の調査では、全国の約6割の自治体が無縁墓を抱えていると回答。

少子高齢化や核家族化などが理由とされています。
こうした中、いま各地で整備が進んでいるのが、家族がいなくても墓地管理者が永続的に供養する「永久墓」です。

こちらのピラミッド墓もその一つです。
先日行われた見学会に訪れた人は…

◆見学者
「管理料などが一括になっていて、子どもたちに負担をかけなくて済むのがありがたいです」

自分の墓を持たない供養の形。
県内にあるユニークな「永久墓」と言えば…

3年前に完成した全長53メートルの「前方後円墳」型のお墓です。
◆新宮霊園 本田宏之さん
「当初の予定よりも随分早くたくさんの方々に申込いただいておりまして、2つ目の合同墓を考えております」

その新宮霊園の担当者も「ピラミッド墓」に興味津々。
この日は「ライバル」会社の事務所を訪ね、意見交換をしました。

◆新宮霊園 本田宏之さん
「考えましたね」

◆二見ヶ浦公園聖地 荒木秀彦 所長
「二見ヶ浦にしかないものになるかなというところに着目させていただいた。初めはモニュメントみたいにしようかと思ったが、合葬にすれば古墳に対抗できるかと」

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人生の最期をどう迎えるのか、その問いを考えるきっかけにもなりそうです。

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