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【実際の音声】流ちょうな関西弁で…“ニセ電話詐欺”に新たな手口 「大阪府警ですけど」「あなたに逮捕状」 SNSで“警察手帳”画像も

事件・事故

3時間前

福岡でも相次いでいる警察官を名乗る人物からのニセ電話詐欺。

最近は、関西の警察をかたる電話が相次ぎ、手口はますます巧妙になっています。



福岡県内でも相次いで確認されている、関西の警察をかたるニセ電話詐欺の実際の音声を入手しました。

<実際の音声記録>
◆ニセ警察官
「ご自身で口座を開設したこともなく、さらにこの資金洗浄事件、こちらに加担していないのであれば、なおさら事件を捜査している大阪府警が管轄になるのですが、ご協力のほうをお願いできますでしょうか」

流ちょうな関西弁で大阪府警の捜査員を名乗り、捜査の協力を依頼してきた犯人。



この電話を受けた男性は…

Q.どんな状況で電話がかかってきた?
◆電話を受けたKさん
「普通に仕事をしている時に『大阪府警ですけど』みたいな。番号は非通知だったんですよね」



<実際の音声記録>
◆ニセの大阪府警
「主犯格のヤマダを逮捕すると同時に、この犯人の自宅から大量の銀行カードと通帳を押収している状況です。捜査の結果ですが、その中の1枚がね、Kさんの名義で開設されているキャッシュカードでして、こちらね、押収している状況です。大阪府警では、Kさんが犯人のヤマダと共謀してこういうことに関わっているのではないかと嫌疑をかけており、この事件の容疑者として扱っている状況なんですね。ヤマダコウスケとはどういったご関係になる?」

◆Kさん
「ヤマダコウスケですか?」

◆ニセの大阪府警
「はい」

◆Kさん
「ヤマダコウスケ…」

ニセの大阪府警から資金洗浄事件の容疑者扱いをされ、困惑するKさん。



電話口の向こうでは、別の人物が『ヤマダコウスケ』と話す声も…

同じマニュアルで組織的に詐欺電話を掛けていることが伺えます。



電話開始から約9分、ニセの大阪府警は脅し文句でたたみかけてきました。

<実際の音声記録>
◆ニセの大阪府警
「Kさんはこのカードを開設した際も身分証の法的な所有者です。この事件の罪が成立してしまうんですね。そうなった場合ですが、Kさん名義のすべての資産・財産を凍結または差し押さえをしてお調べさせていただくと同時に逮捕・起訴、そういった場合があるので、状況のほうだけご理解お願いします。でね、この後ですが、現在、私に協力していただいている形で大阪府警に担当刑事がいてますが、そちらに電話をおつなぎしますので、捜査協力を引き続きお願いできますか」

話をどんどん進めていくニセ大阪府警。

ところが、Kさんは慎重でした。



<実際の音声記録>
◆Kさん
「こちらからお電話してもいいでしょうか、その方に」

◆ニセの大阪府警
「ああ、大丈夫ですよ」

◆Kさん
「(電話が)非通知でかかってきていて、僕はまだ疑っているんですよね」

そこで電話は突然切れました。

Kさんは、本物の大阪府警に通報しました。

◆電話を受けたKさん
「(大阪府警は)『最近多いんです』とおっしゃってて。『同じような問い合わせの電話が多くて仕事にならない』と」



巧みな話術で相手を騙そうとする「ニセ大阪府警」。

さらに、最近はこんな手口も横行しています。

◆電話を受けた格闘家Iさん
「大阪のドコモショップで契約した料金が未払いでお願いしますという電話。『それは間違っています』と話したら、『そのままお繋ぎします』と大阪府警に繋がって」

格闘家Iさんは、大阪府警の捜査員をかたるニセ電話を受けた後、無料通信アプリ「LINE」に誘導され、ビデオ通話で「取り調べ」を受けました。



◆格闘家Iさん
「(LINEは)大阪府警のアイコン。向こうの映像は出せないというか、都合上どうのこうの言われて、警察手帳の写真が送られてきた。警部補を名乗る人と通話が開始された。『ある詐欺容疑で捕まっている容疑者の自宅から私名義の通帳が出てきた。大変なことになりますよ』と」

途中までは相手が本物の警察官だと信じていたという格闘家Iさん。

しかし…

◆格闘家Iさん
「最後は『逮捕状や!』と関西弁で言われ、さすがに『これ詐欺か?』と感づいて」

格闘家Iさんは最終的に「逮捕状でもなんでも出せ」と開き直り、電話を切りました。

福岡県警は「警察官をかたる詐欺は増えていて、大半でLINEが悪用されている」として注意を呼びかけています。



ニセの警察手帳の画像を送り付ける以外にも、こんなやり口もー。

突然、警察官を装う人物から「あなたに逮捕状が出ている」と電話が掛かってきて、名前や住所も書かれた『ニセの逮捕状』の画像がSNSで送られてくるものです。

この人物は、「保釈金を支払えば逮捕しない。捜査のために振り込んでほしい」と話したということで、電話を受けた男性は指定された口座にあわせて9900万円を振り込んでしまいました。

では、実際にこのような詐欺電話がかかってきたらどうすれば良いのか、警察OBに聞いたところ、「警察が捜査のためにSNSやLINEで警察手帳や逮捕状の画像を送ることはあり得ないため、こうした電話が来たらすぐに電話を切って警察に通報してほしい」ということです。
福岡でも相次いでいる警察官を名乗る人物からのニセ電話詐欺。

最近は、関西の警察をかたる電話が相次ぎ、手口はますます巧妙になっています。
福岡県内でも相次いで確認されている、関西の警察をかたるニセ電話詐欺の実際の音声を入手しました。

<実際の音声記録>
◆ニセ警察官
「ご自身で口座を開設したこともなく、さらにこの資金洗浄事件、こちらに加担していないのであれば、なおさら事件を捜査している大阪府警が管轄になるのですが、ご協力のほうをお願いできますでしょうか」

流ちょうな関西弁で大阪府警の捜査員を名乗り、捜査の協力を依頼してきた犯人。
この電話を受けた男性は…

Q.どんな状況で電話がかかってきた?
◆電話を受けたKさん
「普通に仕事をしている時に『大阪府警ですけど』みたいな。番号は非通知だったんですよね」
<実際の音声記録>
◆ニセの大阪府警
「主犯格のヤマダを逮捕すると同時に、この犯人の自宅から大量の銀行カードと通帳を押収している状況です。捜査の結果ですが、その中の1枚がね、Kさんの名義で開設されているキャッシュカードでして、こちらね、押収している状況です。大阪府警では、Kさんが犯人のヤマダと共謀してこういうことに関わっているのではないかと嫌疑をかけており、この事件の容疑者として扱っている状況なんですね。ヤマダコウスケとはどういったご関係になる?」

◆Kさん
「ヤマダコウスケですか?」

◆ニセの大阪府警
「はい」

◆Kさん
「ヤマダコウスケ…」

ニセの大阪府警から資金洗浄事件の容疑者扱いをされ、困惑するKさん。
電話口の向こうでは、別の人物が『ヤマダコウスケ』と話す声も…

同じマニュアルで組織的に詐欺電話を掛けていることが伺えます。
電話開始から約9分、ニセの大阪府警は脅し文句でたたみかけてきました。

<実際の音声記録>
◆ニセの大阪府警
「Kさんはこのカードを開設した際も身分証の法的な所有者です。この事件の罪が成立してしまうんですね。そうなった場合ですが、Kさん名義のすべての資産・財産を凍結または差し押さえをしてお調べさせていただくと同時に逮捕・起訴、そういった場合があるので、状況のほうだけご理解お願いします。でね、この後ですが、現在、私に協力していただいている形で大阪府警に担当刑事がいてますが、そちらに電話をおつなぎしますので、捜査協力を引き続きお願いできますか」

話をどんどん進めていくニセ大阪府警。

ところが、Kさんは慎重でした。
<実際の音声記録>
◆Kさん
「こちらからお電話してもいいでしょうか、その方に」

◆ニセの大阪府警
「ああ、大丈夫ですよ」

◆Kさん
「(電話が)非通知でかかってきていて、僕はまだ疑っているんですよね」

そこで電話は突然切れました。

Kさんは、本物の大阪府警に通報しました。

◆電話を受けたKさん
「(大阪府警は)『最近多いんです』とおっしゃってて。『同じような問い合わせの電話が多くて仕事にならない』と」
巧みな話術で相手を騙そうとする「ニセ大阪府警」。

さらに、最近はこんな手口も横行しています。

◆電話を受けた格闘家Iさん
「大阪のドコモショップで契約した料金が未払いでお願いしますという電話。『それは間違っています』と話したら、『そのままお繋ぎします』と大阪府警に繋がって」

格闘家Iさんは、大阪府警の捜査員をかたるニセ電話を受けた後、無料通信アプリ「LINE」に誘導され、ビデオ通話で「取り調べ」を受けました。
◆格闘家Iさん
「(LINEは)大阪府警のアイコン。向こうの映像は出せないというか、都合上どうのこうの言われて、警察手帳の写真が送られてきた。警部補を名乗る人と通話が開始された。『ある詐欺容疑で捕まっている容疑者の自宅から私名義の通帳が出てきた。大変なことになりますよ』と」

途中までは相手が本物の警察官だと信じていたという格闘家Iさん。

しかし…

◆格闘家Iさん
「最後は『逮捕状や!』と関西弁で言われ、さすがに『これ詐欺か?』と感づいて」

格闘家Iさんは最終的に「逮捕状でもなんでも出せ」と開き直り、電話を切りました。

福岡県警は「警察官をかたる詐欺は増えていて、大半でLINEが悪用されている」として注意を呼びかけています。
ニセの警察手帳の画像を送り付ける以外にも、こんなやり口もー。

突然、警察官を装う人物から「あなたに逮捕状が出ている」と電話が掛かってきて、名前や住所も書かれた『ニセの逮捕状』の画像がSNSで送られてくるものです。

この人物は、「保釈金を支払えば逮捕しない。捜査のために振り込んでほしい」と話したということで、電話を受けた男性は指定された口座にあわせて9900万円を振り込んでしまいました。

では、実際にこのような詐欺電話がかかってきたらどうすれば良いのか、警察OBに聞いたところ、「警察が捜査のためにSNSやLINEで警察手帳や逮捕状の画像を送ることはあり得ないため、こうした電話が来たらすぐに電話を切って警察に通報してほしい」ということです。

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