2025/05/20 15:45
専門学校BBQ4人死傷 元教員助手の男が“業務上過失致死”認める 検察「理事長は生徒の周りでアルコールをコンロに注ぐことは推奨していなかった」 福岡地裁
事件・事故
2025/05/20 16:00
2023年、福岡県柳川市の専門学校でバーベキューの火が燃え移り、4人が死傷した事故の初公判です。
業務上過失致死の罪に問われた当時の職員(25)が起訴内容を認めました。
柳川市の「ハリウッドワールド美容専門学校」で過去撮影された写真には、仲睦まじい様子で若者たちがバーベキューを楽しんでいる様子が写っています。
生徒や教師の親睦を深めるため、毎年開催されていたこのイベントで2023年、悲劇が起きました。
5月、約480人の生徒がバーベキューに参加していたところ、コンロの火が突然、炎上。
近くにいた生徒4人に燃え移り、当時18歳の男子生徒が死亡し、3人がやけどしました。
コンロから激しく炎が上がった理由は、消毒用アルコールでした。
学校によりますと、火力を上げるため、当時教員助手だった男がアルコールを投入したというのです。
なぜ、男は危険な行為に及んだのか…
見えてきたのは当時の理事長への“忖度”でした。
事故の後、理事長も出席して行われた保護者説明会が行われました。
<2023年6月 保護者説明会より>
◆保護者
「『着火後の追加は危ない』と通常であれば認識しているはず。そこにおいて事前に職員への注意喚起はなかったのか?」
◆古賀理事長
「それはしておりません。それはなぜかというと、危険な作業はすべて私が1人でしてきて、生徒の安全を確認した上で行事を行っていたので」
その上で理事長が明かしたのは…
◆古賀理事長
「火起こしにあたり、熱中症や食中毒にならないよう、早く焼けるように消毒用アルコールを使用した」
事故があった日、理事長自身がアルコールで火起こしをしていたというのです。
第三者委員会の調査報告書でも理事長が「火起こし」としてアルコールの使用を発案・実行したと認定。
元教員助手の男は理事長から直接の指示はなかったものの、理事長の「意に沿うもの」と考え、とっさの判断でアルコールを投入したと指摘しました。
一方、警察は理事長ら3人を書類送検しましたが、このうち元教員助手の男のみが業務上過失致死の罪で在宅起訴されていました。
そして5月20日、福岡地裁で開かれた初公判。
神妙な面持ちで廷内に入ってきた元教員助手の男(25)。
冒頭、起訴内容について…
◆元教員助手の男
「間違いありません」
弁護側は起訴内容を認めた上で情状酌量を求めました。
一方、検察は冒頭陳述で「理事長は生徒の周りでアルコールをコンロに注ぐことは推奨していなかった」と主張。
元教員助手の自己判断による過失だったと指摘しました。
次回の公判は7月4日に開かれ、被告人質問が行われる予定です。
業務上過失致死の罪に問われた当時の職員(25)が起訴内容を認めました。
柳川市の「ハリウッドワールド美容専門学校」で過去撮影された写真には、仲睦まじい様子で若者たちがバーベキューを楽しんでいる様子が写っています。
生徒や教師の親睦を深めるため、毎年開催されていたこのイベントで2023年、悲劇が起きました。
5月、約480人の生徒がバーベキューに参加していたところ、コンロの火が突然、炎上。
近くにいた生徒4人に燃え移り、当時18歳の男子生徒が死亡し、3人がやけどしました。
コンロから激しく炎が上がった理由は、消毒用アルコールでした。
学校によりますと、火力を上げるため、当時教員助手だった男がアルコールを投入したというのです。
なぜ、男は危険な行為に及んだのか…
見えてきたのは当時の理事長への“忖度”でした。
事故の後、理事長も出席して行われた保護者説明会が行われました。
<2023年6月 保護者説明会より>
◆保護者
「『着火後の追加は危ない』と通常であれば認識しているはず。そこにおいて事前に職員への注意喚起はなかったのか?」
◆古賀理事長
「それはしておりません。それはなぜかというと、危険な作業はすべて私が1人でしてきて、生徒の安全を確認した上で行事を行っていたので」
その上で理事長が明かしたのは…
◆古賀理事長
「火起こしにあたり、熱中症や食中毒にならないよう、早く焼けるように消毒用アルコールを使用した」
事故があった日、理事長自身がアルコールで火起こしをしていたというのです。
第三者委員会の調査報告書でも理事長が「火起こし」としてアルコールの使用を発案・実行したと認定。
元教員助手の男は理事長から直接の指示はなかったものの、理事長の「意に沿うもの」と考え、とっさの判断でアルコールを投入したと指摘しました。
一方、警察は理事長ら3人を書類送検しましたが、このうち元教員助手の男のみが業務上過失致死の罪で在宅起訴されていました。
そして5月20日、福岡地裁で開かれた初公判。
神妙な面持ちで廷内に入ってきた元教員助手の男(25)。
冒頭、起訴内容について…
◆元教員助手の男
「間違いありません」
弁護側は起訴内容を認めた上で情状酌量を求めました。
一方、検察は冒頭陳述で「理事長は生徒の周りでアルコールをコンロに注ぐことは推奨していなかった」と主張。
元教員助手の自己判断による過失だったと指摘しました。
次回の公判は7月4日に開かれ、被告人質問が行われる予定です。
2023年、福岡県柳川市の専門学校でバーベキューの火が燃え移り、4人が死傷した事故の初公判です。
業務上過失致死の罪に問われた当時の職員(25)が起訴内容を認めました。
業務上過失致死の罪に問われた当時の職員(25)が起訴内容を認めました。
柳川市の「ハリウッドワールド美容専門学校」で過去撮影された写真には、仲睦まじい様子で若者たちがバーベキューを楽しんでいる様子が写っています。
生徒や教師の親睦を深めるため、毎年開催されていたこのイベントで2023年、悲劇が起きました。
生徒や教師の親睦を深めるため、毎年開催されていたこのイベントで2023年、悲劇が起きました。
5月、約480人の生徒がバーベキューに参加していたところ、コンロの火が突然、炎上。
近くにいた生徒4人に燃え移り、当時18歳の男子生徒が死亡し、3人がやけどしました。
コンロから激しく炎が上がった理由は、消毒用アルコールでした。
学校によりますと、火力を上げるため、当時教員助手だった男がアルコールを投入したというのです。
なぜ、男は危険な行為に及んだのか…
見えてきたのは当時の理事長への“忖度”でした。
近くにいた生徒4人に燃え移り、当時18歳の男子生徒が死亡し、3人がやけどしました。
コンロから激しく炎が上がった理由は、消毒用アルコールでした。
学校によりますと、火力を上げるため、当時教員助手だった男がアルコールを投入したというのです。
なぜ、男は危険な行為に及んだのか…
見えてきたのは当時の理事長への“忖度”でした。
事故の後、理事長も出席して行われた保護者説明会が行われました。
<2023年6月 保護者説明会より>
◆保護者
「『着火後の追加は危ない』と通常であれば認識しているはず。そこにおいて事前に職員への注意喚起はなかったのか?」
◆古賀理事長
「それはしておりません。それはなぜかというと、危険な作業はすべて私が1人でしてきて、生徒の安全を確認した上で行事を行っていたので」
その上で理事長が明かしたのは…
◆古賀理事長
「火起こしにあたり、熱中症や食中毒にならないよう、早く焼けるように消毒用アルコールを使用した」
事故があった日、理事長自身がアルコールで火起こしをしていたというのです。
第三者委員会の調査報告書でも理事長が「火起こし」としてアルコールの使用を発案・実行したと認定。
元教員助手の男は理事長から直接の指示はなかったものの、理事長の「意に沿うもの」と考え、とっさの判断でアルコールを投入したと指摘しました。
一方、警察は理事長ら3人を書類送検しましたが、このうち元教員助手の男のみが業務上過失致死の罪で在宅起訴されていました。
<2023年6月 保護者説明会より>
◆保護者
「『着火後の追加は危ない』と通常であれば認識しているはず。そこにおいて事前に職員への注意喚起はなかったのか?」
◆古賀理事長
「それはしておりません。それはなぜかというと、危険な作業はすべて私が1人でしてきて、生徒の安全を確認した上で行事を行っていたので」
その上で理事長が明かしたのは…
◆古賀理事長
「火起こしにあたり、熱中症や食中毒にならないよう、早く焼けるように消毒用アルコールを使用した」
事故があった日、理事長自身がアルコールで火起こしをしていたというのです。
第三者委員会の調査報告書でも理事長が「火起こし」としてアルコールの使用を発案・実行したと認定。
元教員助手の男は理事長から直接の指示はなかったものの、理事長の「意に沿うもの」と考え、とっさの判断でアルコールを投入したと指摘しました。
一方、警察は理事長ら3人を書類送検しましたが、このうち元教員助手の男のみが業務上過失致死の罪で在宅起訴されていました。
そして5月20日、福岡地裁で開かれた初公判。
神妙な面持ちで廷内に入ってきた元教員助手の男(25)。
冒頭、起訴内容について…
◆元教員助手の男
「間違いありません」
弁護側は起訴内容を認めた上で情状酌量を求めました。
一方、検察は冒頭陳述で「理事長は生徒の周りでアルコールをコンロに注ぐことは推奨していなかった」と主張。
元教員助手の自己判断による過失だったと指摘しました。
次回の公判は7月4日に開かれ、被告人質問が行われる予定です。
神妙な面持ちで廷内に入ってきた元教員助手の男(25)。
冒頭、起訴内容について…
◆元教員助手の男
「間違いありません」
弁護側は起訴内容を認めた上で情状酌量を求めました。
一方、検察は冒頭陳述で「理事長は生徒の周りでアルコールをコンロに注ぐことは推奨していなかった」と主張。
元教員助手の自己判断による過失だったと指摘しました。
次回の公判は7月4日に開かれ、被告人質問が行われる予定です。
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