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パソコン画面に突然ニセの警告が…「サポート詐欺」に注意 福岡県警が手口と対処法を実演

2023/04/27 19:00

去年、福岡県内の被害総額は9億2000万円あまりと深刻な状況にあるニセ電話詐欺被害。

そんな中、今年に入って相次ぐ「新たな手口」に県警が目を光らせています。
◆警告画面の音声
「このコンピュータはトロイの木馬ウイルスに感染しています。あなたの情報はハッカーや第三者に送信され…コンピュータに損害を与える可能性があります」

インターネットの閲覧中、いきなりこんな警告画面が出てきたら、あなたならどうしますか?
また、別の画面ではー

◆警告画面の音声
「ピーピーピー」

警告音で不安をあおることも…。

さらに画面をよく見ると、

◆警告画面の音声
「できるだけ早くサポートに連絡してください。フリーダイヤル番号なので、いつでも無料です」

この番号に電話をかけると一体どうなるのか…
◆生活安全総務課 下村篤史 犯罪抑止対策室長
「表示された電話番号に慌てて電話することから被害がスタートします」

これは、今年に入って被害が相次いでいるその名も「サポート詐欺」の入り口なんです。
サポート詐欺とは、犯人がサポート窓口の担当者を装い、被害者に親身になって対策を説明し、パソコンの修理費などの名目で電子マネーを請求する手口のこと。

サポート詐欺は今年に入って急増。

今年1月末には、北九州市の60代の男性が約180万円の詐欺被害にあうなど、県内ではすでに35件、1千150万円余りの被害が確認されています。
◆デモンストレーションを担当した捜査員
「いくらキャンセルボタンを押しても同じような画面が現れて消えない…」

同じ場面に遭遇した場合、どうすればいいのかー最後に、福岡県警が3つのポイントを教えてくれました。

◆生活安全総務課 下村篤史 犯罪抑止対策室長
「画面に表示されて驚かれるかもしれませんが『決して慌てない』『パソコンを再起動する』『画面上に表示された番号に決して電話をしない』。この3つをしっかり守っていただければと思います」

何よりも大事なのは「慌てない」こと。

手を変え品を変え巧みに忍び寄る「ニセ電話詐欺」について私達も知ること大切です。

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