【衆院選】一夜明け当選者が朝から街頭に　自民が歴史的大敗…県内小選挙区は7議席　ベテラン武田良太氏が落選　福岡

自民党の歴史的な大敗となった衆議院選挙から一夜明け、福岡県内の小選挙区の当選者は、これからの国会での活動に向け、引き締まった表情を見せました。



福岡県内の小選挙区の当選者は以下の通りです。

▽福岡1区　井上貴博氏(62)自民・前
▽福岡2区　稲富修二氏(54)立憲・前
▽福岡3区　古賀篤氏(52)自民・前
▽福岡4区　宮内秀樹氏(62)自民・前
▽福岡5区　栗原渉氏(59)自民・新
▽福岡6区　鳩山二郎氏(45)自民・前
▽福岡7区　藤丸敏氏(64)自民・前
▽福岡8区　麻生太郎氏(84)自民・前
▽福岡9区　緒方林太郎氏(51)無・前
▽福岡10区　城井崇氏(51)立憲・前
▽福岡11区　村上智信氏(55)維新・新



福岡2区は、これまで4度の直接対決で自民党の鬼木誠さんに敗れていた立憲民主党の稲富修二さんが勝利しました。



5区は自民党の新人・栗原渉さんが、再選を目指していた立憲民主党の堤かなめさんを破って初めての当選を決めました。



鬼木さんと堤さんは、比例での復活当選を果たしています。



波乱が起きたのは福岡11区。

総務大臣なども務めた自民党の武田良太さんが、維新の新人・村上智信さんに約2200票差で敗れ、21年間守ってきた議席を失いました。



◆落選した　武田良太氏
「原因は全て私にありまして、本当に皆さんにはつらい思いをさせて申し訳なく思っています」



稲富さんは28日午前6時半から街頭に立ち、選挙への支援にお礼を述べました。

◆当選した　稲富修二氏
「（小選挙区で勝利するまで）12年かかったので、本当にありがたいしうれしいです」

今回の衆院選の福岡県内の投票率は51.59%と前回3年前を0.53ポイント下回り、戦後2番目の低さとなっています。