1. HOME
  2. 7戦勝ちなしから新オーダーで3連勝 ソフトバンク打線を活性化させる「6番」牧原大

7戦勝ちなしから新オーダーで3連勝 ソフトバンク打線を活性化させる「6番」牧原大

ホークス

2021/09/23 18:00

 ◇ロッテ0-5ソフトバンク(23日・ZOZOマリン)

 4位のソフトバンクが後半戦スタート時以来、約1カ月ぶりの3連勝で借金を1に減らした。

 今季ワーストタイの5連敗(7戦勝ちなし)の後、連勝が始まった20日の楽天戦から首脳陣は3番栗原、4番柳田と2人の並びを入れ替え。その上で5番デスパイネの後を打つ6番に牧原大を置いた。俊足で機動力もあるだけにここまで1、2番での出場が多かったが、中村晃の不振、成長途上のリチャードがはまらなかったこともありポイントゲッターの役割を期待されての起用となった。

 その狙いが奏功し、牧原大は20日楽天戦、22日ロッテ戦でいずれも打点をマーク。23日は打点こそなかったが好機を広げたり先頭で出塁したりするなどして3安打猛打賞を記録した。規定打席には届いていないものの得点圏打率4割を超す勝負強さを誇り、相手バッテリーにプレッシャーをかけている。

 試合前、小久保ヘッドコーチは牧原大の6番起用について「本来は1番で打ってくれるのがいいが、デスパイネの状態がいいのでその後をというところ」と説明。残り試合が少なくなり上位浮上へ待ったなしの状況となっており、状態の上がらない中村晃をベンチへ下げるなどこれまでになかった策も取りながら模索している。

 これまで好投しながら白星から見放されていたマルティネスを援護するべく、打線は後半戦最多の14安打で5得点。柳田、栗原がそろってアーチを放ち、適時打を放ったデスパイネは14試合連続出塁。好調な中軸から牧原大へとつなぐ流れが機能して、首位ロッテとの2連戦で2連勝した。

 牧原大は「首位ロッテに勝てたことが良かった。打席ではいい感覚を継続することができていると思うので、この感覚を大事にして、明日からも勝ちにつながる活躍をしていければ」とコメント。2位オリックス、3位楽天がそろって敗れ、上位にじわりと接近。ようやく投打がかみあってきた前年王者がシーズン残り1カ月となったところで反撃体制を整えつつある。

あなたにおすすめ

  1. HOME
  2. 7戦勝ちなしから新オーダーで3連勝 ソフトバンク打線を活性化させる「6番」牧原大